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ロシアを軸に展開か?…4月13日から欧州選手権【2010年4月11日】


 今年の欧州選手権は4月13〜18日にアゼルバイジャン・バクーで行われる。男子グレコローマン55kg級では、北京五輪王者のナジール・マンキエフ(ロシア=右写真)がエントリーした。同選手は、北京五輪で前年まで3年連続世界王者のハミド・スーリアン(イラン)を破って優勝。その後、ひざの故障などもあって選手活動を休養し、昨年の世界選手権は弟のベカン・マンキエフがロシア代表として出場した。

 しかし今年から戦線に復帰。1月にロシアで行われた「イバン・ポドブニー国際大会」で優勝。兄弟対決も辞さずに2012年ロンドン五輪目指す姿勢を示した。今回がメジャー国際大会の復帰戦となる。

 男子フリースタイルは、ロシアから60kg級のベシク・クドゥコフ、74kg級のデニス・チャルガシュ、120kg級のビリャル・マコエフの3人の世界チャンピオンが出場。昨年の世界選手権で4階級を制した同国はかなりのメンバーをそろえており、ロシアを軸とした展開となるか。

 
女子は、復帰が予想された48kg級の世界V3、2008年北京五輪銅メダリストのイリーナ・メルレニ(ウクライナ)は出場を見送った。北京五輪ビリャル・マコエフ(ロシア)決勝で伊調馨選手と大激戦を演じたアレナ・カルタショバ(ロシア)は67kg級にエントリー。55kg級のナタリア・ゴルツ(ロシア)は女子で単独1位となる6度目の欧州チャンピオンを目指す。

《参考記事》
★1月19日: 55kg級は北京五輪王者のナジール・マンキエフ(ロシア)が優勝…イバン・ボドブニー国際大会
★1月8日: 北京五輪男子グレコ55kg級金メダリスト、N・マンキエフ(ロシア)が第一線に復帰


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