北京五輪男子グレコ55kg級金メダリスト、N・マンキエフ(ロシア)が第一線に復帰【2010年1月8日】



 ロシア協会のホームページが伝えたところによると、2008年北京五輪の男子グレコローマン55kg級で優勝したナジール・マンキエフ(ロシア=右写真)が1月16〜17日にロシア・チュメンで行われる「イバン・ポドブニー国際大会」で復帰する。弟のベカン・マンキエフが同じ階級で闘っているため、五輪を機に60kg級へのアップも予想されたが、55kg級での出場だという。

 現在24歳の同選手は、2007年世界選手権で銅メダルを獲得し、北京五輪では3回戦で前年まで3年連続世界王者だったハミド・スーリヤン(イラン)を撃破するなどして優勝した。その後、ひざの故障などもあって休養しており、昨年の世界選手権にも出場しなかった。現在は負傷も完治。「トレーニングはしっかりできており、すべてが順調にいっている。後遺症はなく、心配は何もない」と話している。

 弟は昨年、欧州選手権3位を経て世界選手権に出場したが、2回戦で長谷川恒平(福一漁業)に敗れて12位に終わっている。ナジールは弟について、「世界選手権の前に肩を痛めて練習不足だったが、経験が足りない。もう少し自信を持って闘うべきだった」と話した。

 現在は肩の治療中で、「イバン・ポドブニー国際大会」には出場しないという。ナジールは「弟の分まで頑張りたい」と話したが、2012年ロンド五輪では兄弟でロシア代表の座を争うことになるか?


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