団体戦の世界一奪還へ…1月19・20日に中国で女子ワールドカップ【2008年1月15日】
女子の団体世界一を決める国別対抗戦、ワールドカップ(⇒クリック)の第8回大会が1月19・20日、中国・太原で行われる。日本は第1・2回大会(2001・02年)で優勝し、第3回大会(2003年)で米国に優勝を譲ってしまったものの、翌年の第4回大会(2004年)から3年連続で世界一をキープした。
しかし、若手中心のメンバーで臨んだ昨年は2位に終わった。今回は北京オリンピックの代表を決めた3選手も加わり、“団体世界一”の奪還を目指す。
今回参加するのは、昨年の世界選手権の国別対抗得点で6位までの国(優勝=日本、2位=カザフスタン、3位=ウクライナ、4位=中国、5位=米国、6位=カナダ)。北京五輪を控える中国はベストメンバーでの参加が予想され、米国も72kg級世界2位のクリスティ・マラノは不参加ながら、ほぼベストのメンバーで参加する。予断を許さない闘いとなりそう。
試合方式は、6ヶ国が3ヶ国ずつに分かれてリーグ戦を行い、1位同士が決勝、2位同士が3位決定戦、3位同士が5・6位決定戦を行う。
団体戦と並行して、獲得した勝ち点の合計によって個人の順位も出し、国際レスリング連盟のデータベースにその順位が記載されるが、表彰式が行われるわけではない。団体戦であり、2選手を交互に起用することもありうるわけで、この順位を各選手の個人記録とするかどうかは、判断の分かれるところとなっている。
日本チームおよび過去の成績は下記の通り。
◎役員
【監督】栄和人(中京女大)
【コーチ】木名瀬重夫(日本協会専任コーチ)、藤川健治(自衛隊)、金浜良(ジャパンビバレッジ)
【トレーナー】楠原将平(ファクトリージャパン)
【帯同審判】芦田隆治(大阪市立高教)
◎選手
【48kg級】坂本真喜子(自衛隊)、伊調千春(ALSOK綜合警備保障)
【51kg級】坂本日登美(自衛隊)
【55kg級】松川知華子(ジャパンビバレッジ)、吉田沙保里(ALSOK綜合警備保障)
【59kg級】山名慧(中京女大)
【63kg級】西牧未央(中京女大)、伊調馨(ALSOK綜合警備保障)
【67kg級】新海真美(中京女大)
【72kg級】佐野明日香(自衛隊)、
2001年 | 2002年 | 2003年 | 2004年 | 2005年 | 2006年 | 2007年 |
年 | 優 勝 | 2 位 | 3 位 | 4 位 | 5 位 | 6 位 | 7 位 |
2001年 | 日 本 | 中 国 | ロシア | 米 国 | カナダ | フランス | チュニジア |
2002年 | 日 本 | ロシア | ウクライナ | 中 国 | カナダ | チュニジア | エジプト |
2003年 | 米 国 | 日 本 | カナダ | ロシア | 中 国 | ドイツ | ギリシャ |
2004年 | 日 本 | カナダ | 中 国 | ロシア | 米 国 | インド | −−− |
2005年 | 日 本 | ウクライナ | ロシア | フランス | 米 国 | ベネズエラ | −−− |
2006年 | 日 本 | カナダ | 米 国 | ロシア | 中 国 | ウクライナ | −−− |
2007年 | 中 国 | 日 本 | ロシア | ベラルーシ | 米 国 | ドイツ | −−− |