北京五輪代表選手のシングレットは黄金の昇り龍【2008年7月10日】






 北京オリンピックの日本代表選手が着用するシングレット(試合用ユニホーム)が7月9日、東京・ナショナルトレーニングセンターで公開された(右写真)

 デザインは、胸部に大きな黄金の昇り龍が、太ももから胸部にかけて武士の魂を示す鋭い太刀筋が描かれている。闘う選手を武士に見立て、勝利へのゆるぎない信念をこめて闘うことを期待し、日本協会のオフィシャルスポンサーの潟Aシックスが約8ヶ月をかけて考案、製作した。日本協会の高田裕司専務理事は「龍には強さ、守り神というイメージがある。中国ということで、龍をお願いした」と説明した。

 デザイン以外にもっも、運動時における皮膚や関節の形状変化を分析し、ウェアが引きつれやすい部分に伸縮性の高い生地を配するなど、機能の面でも工夫が凝らされている。

 この日の披露会見では、男子グレコローマンの笹本睦選手(ALSOK綜合警備保障)と松本慎吾選手(一宮運輸)、女子の4選手が出席
(左写真)。いずれも「体にぴったりフィットし、動きやすそうだ」という感想を述べるとともに、1ヶ月後に迫ったオリンピックへ向けて戦闘モードに入りそうな様子。女子はこの日から始まった合宿でさっそく“試着”した。

 日本代表選手のアテネ五輪の時のシングレットは仁王がデザインされ、2006年には桜の模様の入ったシングレットが採用された。カラー色が入ったシングレットは今回が初めて。


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