全階級制覇を目指す女子チームが北京入り【2008年8月12日】






 北京オリンピックで全階級で金メダル獲得を目指す女子チームが8月11日、全日空で北京入りした。フライトの疲れも見せず、72kg級の浜口京子(ジャパンビバレッジ)ら4選手は、北京空港で報道陣の取材に応じ、あらためて北京オリンピックへの決意を新たにした。

 この日の午前中に水泳競技で北島康介選手が世界新記録で五輪連覇を達成。同じく連覇のかかる55kg級の吉田沙保里(ALSOK綜合警備保障)は「北島選手が金を取ったことで力になった」。63kg級の伊調馨(ALSOK綜合警備保障)は「あのプレッシャーの中で金メダルを取ることはすごい。自分もアテネでかなえられなかった2つの金メダルを取りたい」と語り、女子レスリング陣にとって大きな励みとなったようだ。

 女子チームは12日午前10時から北京市内で練習を行い、最後の調整に入る
(左写真=左から伊調千、吉田、伊調馨、浜口)


 48kg級・伊調千春「(北島選手金メダルのニュースは)飛行機の中で聞きました。さすがだなと、有限実行だなと。私たちもその波にのって金メダルを取りたい。金メダルを取ることがもちろん目標ですけど、アテネからいろいろなコーチに支えられてきた。やってきたことすべてを出し切りたい。悔いが残らない試合をすることが一番の目標です」

 
55kg級・吉田沙保里「北島選手金メダルの)ニュースを飛行機の中で聞いた。知り合いからもメールが入ってきた。すごいなと思った。金メダルを取ったことが(私が金メダルをとることに)力になった。(試合については)今年1月に負けて半年間頑張ってきた。辛い思いを北京五輪にぶつけて必ず金メダルをとりたい」

 
63kg級・伊調馨「(北島選手は)大きなプレッシャーの中で金をとるのはすごいなと思った。私は2回目の五輪だけど、初めての気持ちでやりたい。アテネでかなえられなかった2つの金メダルの夢があるので」

 
72kg級・浜口京子「飛行機の中で北島選手が優勝したこと聞いた。この日に北京入りできたことは、縁があると思ったので、その波に乗りたい」

(取材=増渕由気子、撮影=藤田絢子)


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