3年連続の世界王者ハミド・スーリヤン(イラン)が敗れる【2008年8月13日】






 男子グレコローマン55kg級で2005〜07年に3年連続世界チャンピオンになっているハミド・スーリアン(イラン)が、2回戦でナジール・マンキエフ(ロシア)に敗れた。

 現在のルールになった2005年以降、男子で3年連続世界選手権を制したのは、スーリヤンとフリースタイル96kg級のハジムラド・ガチャロフ(ロシア)の2人だけ。ガチャロフはロシアの代表を逃しており、“絶対王者”は2人とも優勝を逃した。

 ソ連が解体された1992年以降、五輪と五輪の間の世界選手権で3連覇したのは、グレコローマンでは1993〜95年・97〜99年のアレクサンダー・カレリン(ロシア=130kg級)、1993〜95年のセルゲイ・マルチノフ(ロシア=62kg級)、1997〜99年のゲオルギ・コクアシビリ(ロシア=97kg級)、スーリヤン、フリースタイルでは1993〜95年のバレンチン・ヨルダノフ(ブルガリア=52kg級)、ガチャロフののべ7選手。

 そのうち、五輪でも優勝して4年連続世界一に輝いたのは、1996年アトランタ五輪のバレンチン・ヨルダノフとアレクサンダー・カレリンの2選手。“絶対王者”の五輪での優勝確率は29%で、意外に低い結果になっている。



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