男子フリースタイル・チームが記者会見【2008年8月16日】






 8月14日に北京入りした男子フリースタイルの日本代表チームが15日、北京市内のジャパンハウスで会見を開き、19日からの決戦に向けて決意表明した。

 フリースタイル陣は前日の午後に北京入り。チームジャパンとして苦楽を共にしてきたグレコローマン・チームがメダルなしと悔しい結果に終わったことで、戦後から連続メダル獲得という伝統はフリースタイル陣に託されている。その状況で、富山英明強化委員長(日大教)は「フリーは全員がいい状態」と話した。

 会見後は1時間ほどジャパンハウスの専用マットで練習
(右写真)。富山監督は「グレコローマンでは世界チャンピオンがほとんど勝てなかった。ということは、誰にでもチャンスがある」と前年の世界選手権で入賞0に終わったフリースタイル陣を激励。練習の最後には日本協会の高田専務理事(山梨学院大教)も登場し、「グレコチームの選手は悔いが残ったと思う。自分の得意なレスリングをしてほしい」と完全燃焼するようにハッパをかけた。


 55kg級・松永共広(ALSOK綜合警備保障)「レスリング人生の集大成なので悔いの残らないようにしたい。(試合までは)コンディションを整えて、メンタルよくしてのぞみたい。(グレコローマンでは)世界チャンピオンでも負けているので、チャンスはあると思う」

 60kg級・湯元健一(日体大助手)「いい調整ができているので全力で戦いたい。(水泳金メダルの)北島選手も言っていたけど、勝負脳、メンタル面を鍛えてがんばりたい」

 66kg級・池松和彦(K-POWERS)「応援してくれているみなさんの期待に応えられるように頑張りたい。試合のあと気持ちよく思えるような試合をしたい」

(文・撮影=増渕由気子)



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