女子メダリスト4選手が北京市内で会見【2008年8月19日】







 前回のアテネ五輪に続き、全階級でメダルを獲得した女子の日本代表チームが激戦から一夜明けた8月18日、北京市内のジャパンハウスで会見した
(右写真)。会見前にはジャパンハウスのイベントに55kg級の吉田沙保里(ALSOK綜合警備保障)をはじめ4人そろって参加。笑顔でファンの前に姿を見せた。

 会見では日本選手団の団長でレスリング協会の福田富昭会長が「なんとか女子レスリングの王国を守ってくれた。全階級でメダルを取ったのは日本だけ」と、伝統を死守した選手たちをねぎらった。

 福田会長の話の後、女子4選手が登場。前日に2連覇を達成した63s級の伊調馨(ALSOK綜合警備保障)は「この4人で乗り越えてきた。(アテネ五輪からの)4年間というのが誇りだし、金メダルを取れたことが素直にうれしいです」と喜びを表した。また、2大会連続銅メダルに輝いた72kg級の浜口京子(ジャパンビバレッジ)も「北京五輪の地で、この4人で闘うことができ、みんなでメダルをとることができて、私はすごくうれしかったし、人生の財産になると思う」と話した。

 伊調馨、浜口より一足先にメダリストとなった吉田、48kg級の伊調千春(ALSOK綜合警備保障)も会見に同席。伊調千は「4年前のアテネでは1回も笑うことなく終わった。今回笑えたのは4年間をすべて出し切ったから」。吉田は「1月のワールドカップで連勝記録がストップしてしまって、それからの半年間辛かったけど、自分を鍛えなおすことができた。金メダルを取れたのも、みなさんの応援があったからこそ」と感謝の気持ちを表した。

 また、金メダリストの吉田と伊調馨は長富宮ホテルの中庭に「金メダリスト記念樹」の植樹した。

(文=増渕由気子)



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