米満達弘(拓大)が2年連続優勝…全日本学生選手権・男子フリースタイル【2008年9月1日】



 全日本学生選手権最終日は8月31日、大阪・堺市金岡公園体育館で男子フリースタイルの決勝までが行われ、66s級で昨年優勝の米満達弘(拓大=
右写真)が圧勝で連覇。大会両スタイルあわせての最優秀選手に与えられる文部科学大臣杯を受賞した。

 グレコローマン120s級で優勝したムジコフ・ボリス(山梨学院大)がフリースタイルでも決勝で荒木田進謙(専大)をストレートで破って勝ち、両スタイル制覇を達成した。74s級では第1シードの宮原崇(明大)が北京五輪最終選考会代表の高谷惣亮(拓大)を破って初優勝。明大からは、1992年の窪木宏(フリー52kg級)以来16年ぶりの優勝者となるとともに、モスクワ五輪の幻の代表選手でこの大会4連覇している父・明氏と親子で学生チャンピオンに輝いた。

 日体大がグレコローマンに続いて4階級を制した。55s級は日体大3年生の守田泰弘が準決勝、決勝と同門対決を制して初優勝。60s級も小田裕之(国士大)を準決勝で下した洞口幸太(日体大)が決勝でも松本桂(早大)ストレート勝ち。84s級は松本篤史が、96s級では下屋敷圭貴がそれぞれ初優勝した
(左写真=日体大の選手たち)

 しかし84s級で連覇を狙った門間順輝(日体大)は4回戦で棄権した。

 フリースタイルの最優秀選手賞は宮原、最短フォール賞は三浦慎亮(拓大)、最多フォール賞は宮原がそれぞれ受賞した。

 各階級の成績は下記の通り。


《トーナメント表=pdf》
一覧表 55kg級 60kg級 66kg級 74kg級 84kg級 96kg級 120kg級

 ◎男子フリースタイル

 
【55s級】=75選手

 ▼準決勝
守田泰弘(日体大)○[2−0]●猪股大志(専大)
石山雄平(日体大)○[2−0]●福嶋祐二(大東大)

 ▼決勝
守田泰弘(日体大)○[2−0]●石山雄平(日体大)

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 【60s級】=92選手

 ▼準決勝
洞口幸太(日体大)○[1−1 F0:48]●小田裕之(国士大)
松本桂(早大)○[2−1]●前田翔吾(日体大)

 ▼決勝
洞口幸太(日体大)○[2−0]●松本桂(早大)

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 【66s級】=114選手

 ▼準決勝
米満達弘(拓大)○[2−0]●森川一樹(山梨学院大)
志土地翔太(日体大)○[2−0]●竹本雄飛(立命館大)

 ▼決勝
米満達弘(拓大)○[2−0]●志土地翔太(日体大)

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 【74s級】=96選手

 ▼準決勝
宮原崇(明大)○[2−0]●鎌田学(中京学院大)
高谷惣亮(拓大)○[2−0]●大月葵斐(早大)

 ▼決勝
宮原崇(明大)○[2−0]●高谷惣亮(拓大)

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 【84s級】=67選手

 ▼準決勝
松本篤史(日体大)○[2−0]●天野雅之(中大)
新井智明(拓大)○[2−0]●小室直人(山梨学院大)

 ▼決勝
松本篤史(日体大)○[2−1]●新井智明(拓大)

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 【96s級】=63選手

 ▼準決勝
下屋敷圭貴(日体大)○[2−0]●北園昭一(徳山大)
黒川渉(日体大)○[2−0]●内藤光祥(日大)

 ▼決勝
下屋敷圭貴(日体大)○[2−0 F2P 1:03]●黒川渉(日体大)

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 【120s級】=36選手

 ▼準決勝
ムジコフ・ボリス(山梨学院大)○[2−0]●高林努(日本文理大)
荒木田進謙(専大)○[2−1]●相澤優人(日大)

 ▼決勝
ムジコフ・ボリス(山梨学院大)○[2−0]●荒木田進謙(専大)

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 《個人賞》

 ▼優秀選手賞 宮原崇(明大)、▼最短フォール賞 見浦慎亮(拓大) 13秒、▼最多フォール賞 宮原崇(明大)3試合

 ▼文部科学大臣杯 米満達弘(拓大)


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