30ヶ国・地域から168選手がエントリー…世界女子選手権1ヶ月前【2008年9月12日】



 世界女子選手権(10月11〜13日、東京・代々木第1体育館)まで1ヶ月を切り、9月12日現在のエントリーは30ヶ国・地域から168選手に達した。予備エントリー(参加するかしないかのエントリー)は7月末、ネーム・エントリーは8月末で締め切られているが、国際慣習で今後も申し込みがあれば受けつけることになっており、電話などで参加の意思を示している国もあるので、最終的に40ヶ国・地域から200選手に達しそう。

 地元のオリンピックを終えたばかりの中国からは、五輪実施階級の4階級で選手が入れ変わった。48・72kg級級は新人選手、55kg級は2004年アテネ五輪5位の孫東梅(サン・ドンメイ)、63kg級は2001年に62kg級で、2005年に67kg級でそれぞれ世界チャンピオンになった猛麗麗(メン・リリ)がエントリー。51kg級は今年のアジア選手権3位の黄文娟(フアン・ウエンユアン)、59kg級は新人、67kg級は今年のアジア選手権3位のチャン・フェンリウが出てくる。

 ブルガリアからは4選手が出場するが、72kg級で2006・07年に世界チャンピオンに輝き、北京五輪銀メダリストのスタンカ・ズラテバが72kg級にエントリーしている。カナダはまだエントリー・リストが届いていないものの、北京五輪48kg級金メダリストのキャロル・ヒュンは欠場が判明。ロシアも北京五輪63kg級銀メダルのアレナ・カルタショバの名前はない。

 カザフスタンは、北京五輪55kg級7位のオルガ・スミルノバが59kg級に、同五輪63kg級3位のエレナ・シャリギナが63kg級に、それぞれエントリーしてきた。ウクライナからは、メンバーの中にアテネ五輪48kg級金メダリストのイリーナ・メルレニの名前があるが、まだ16選手のビザ申請の段階で階級別のエントリーはしていないので、大会に出場するかどうかは不明。

 米国は今月20日に試合をやって代表を決めるので出場選手はまだ判明していない。予選には北京五輪代表のクラリッサ・チュン(48kg級)、マルシー・バンデュセン(55kg級)、ランディ・ミラー(63kg級)、アリ・バーナード(72kg級)がいずれもエントリーしているもよう。

 オーストリアからは世界選手権5度優勝のニコラ・ハートマンが63kg級にエントリーしている。

 また、アフリカからコンゴが6選手、ソマリアが7選手、コートジボアールが3選手エントリーしてきた。コンゴとソマリアは世界選手権初参加。

 現段階でのエントリー国・地域は下記の通り。


 【ヨーロッパ】英国、イタリア、ギリシャ、ドイツ、オランダ、オーストリア、ノルウェー、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、アゼルバイジャン、ポーランド、ブルガリア、ルーマニア、チェコ、スロバキア

 【アジア】日本、中国、台湾、モンゴル、ベトナム、フィリピン、ウズベキスタン、キルギス、カザフスタン

 【北中南米】米国、カナダ

 【アフリカ】コンゴ、ソマリア、コートジボアール

 ※今後エントリーが予想される国=スウェーデン、デンマーク、フランス、トルコ、スイス、ポルトガル、スロベニア、スペイン、ハンガリー、ラトビア、モルドバ、韓国、タイ


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