北京五輪祝賀会&世界女子選手権壮行会行われる【2008年9月17日】



 日本協会による北京五輪のメダル獲得祝賀会と10月に行われる世界女子選手権の壮行会が9月15日、東京・明治記念館で行われ、約500人のゲストが北京五輪の選手の労をねぎらい、世界女子選手権の健闘を期待した
(右写真=ステージ上に整列した北京五輪代表選手)

 福田富昭会長は「世界のどのスポーツもレベルアップしていて、1回戦から最後まですべて決勝戦のような試合をしいられる。レスリングは苦しい練習を経てきたので体力が持ち、好成績を残すことができた」と総括し、選手をねぎらった。

 国会議員を代表してマイクの前に立った野田聖子さん(自民党)は「皆さんから勇気をもらった日本人が多かった。120%の力を出し切ろうとす姿勢が伝わってきました。その成果だからこそ、うれし涙、悔し涙に感動できたのだと思います」と、太田昭宏さん(公明党)は「苦しい4年間をおくった姿を見せてもらった。重圧の中でメダルを取ることがどんなに苦しいことか。日本国民を代表し、お祝いとお礼を申し上げたい」とそれぞれあいさつ。

 続いて文部科学省の山中伸一スポーツ・青少年局長、日本オリンピック委員会の竹田恆和会長が祝辞を述べた。

 このあと、明治乳業株式会社、東京スポーツ格技振興財団、ドン・キホーテ株式会社、日本協会からメダリストに報奨金や商品券などが贈呈された。

 また国際レスリング連盟(FILA)の殿堂入りを果たした富山英明強化委員長に、福田会長から純金のペンダントが贈られた。富山強化委員長は「グレコローマンで成績が出なかった時、スキンヘッドをすると腹を決めた」と、オリンピックを振り返った。

 世界女子選手権の壮行会では、役員・選手がステージ上に上がって紹介され、栄和人監督(中京女大職)が「アテネ・オリンピックでは、まばたきをしなかったら涙が出た。北京オリンピックでは、目にゴミが入って涙が出た。世界選手権ではどういうふうに泣こうか迷っている。全員一丸となってメダルを取りにいき、涙を流したい」と決意を述べた。


福田富昭会長のあいさつ。「金2・銀2・銅2」の成績をねぎらった。 報奨金の贈呈。スポンサーや日本協会から贈られた。 富山強化委員長に純金のペンダントをかける福田会長(抱擁ではありません)。

壮行会では世界女子選手権に挑む7選手がステージ上に上がった。 坂本日登美主将をはじめ、各代表選手が決意を話した。 最後に北京五輪代表選手で記念撮影。4年間の闘いが終わった。

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