日大の二大大会優勝の祝賀会が盛大に行われる【2006年２月３日】

　今年度の全日本学生王座決定戦と全日本大学選手権で優勝した日大の祝賀会が２月２日、都内で行われ、約400人のサポーターが勝利を祝福し、来年度の三冠制覇を祈願した。

　2003年度と04年度をともに二冠に終わっていた日大は（03年＝東日本学生リーグ戦＆全日本学生王座決定戦、04年＝全日本学生王座決定戦＆全日本大学選手権）、今季こそ三冠王を目指したが、最初のリーグ戦でつまずいた。しかし夏までに立て直し、全日本学生王座決定戦と全日本大学選手権で優勝。来季の三冠王へ希望をつないだ。

　祝勝会では、高松雄行部長がテンションの高い声で「私は胴上げをされるのが趣味」とあいさつ。続いて小嶋勝衛・大学総長が「私はテンションを下げてあいさつします」と会場を笑わせた。続いてOBでもある日本協会の福田富昭会長が祝辞を述べたが、途中で馳浩・文部科学副大臣にバトンタッチ。専大監督でもある馳氏は「ことしのリーグ戦では憎き富山監督の鼻柱をへし折ってやりたい」と“宣戦布告”で祝福した。

　富山英明監督は「今年の学生レスリングは混戦。日大は少し劣るかもしれないが、勝つためには実力のほか、運と勢いが必要。高松部長のテンションの高さを勢いとし、三冠王を奪取したい」とあいさつ。最後に松原正之・OB会会長が締めくくった。

　日大は1997年に東日本学生リーグ戦で日体大の連続優勝記録をストップさせ、その年にフリースタイルの三大大会を制覇した。その後、やや不調の年もあったが、2003年に復調し、三冠王へあと一歩と迫っている。

◎最近10年間の日大の団体戦（フリースタイル）成績

《前ページへ戻る》