【特集】2005年世界選手権 華麗なる闘いの跡  メルニク(ウクライナ)の脚折りレッグホールド


 男子フリースタイル55kg級のアテネ五輪銅メダリストの田南部力選手は、相手の脚を折ってのまたさき、“タナベ・スペシャル”を得意技とし、グラウンドでのポイントを積み重ねた。女子48kg級の同五輪金メダリストのイリナ・メルニク(ウクライナ)は、ことし、相手の脚を折ってのレッグホールドを何度か試みている。

 決勝でも2度試み、残念ながら2度とも不発だったが、来年までには完全に自分のものにしてくるか。2、3年前までの勢いで戦うファイト・スタイルから、いろんなテクニックを使うようになったメルニク。金メダルを逃したとはいえ、要注意選手であることは間違いない。

決まりかけた足折りレッグホールド。相手の任雪層は間一髪で脱出。 2度目を仕掛けるメルニクに、任雪層は体を預けて阻止。簡単に防げそうではあるが…。



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