【特集】2005年世界選手権 華麗なる闘いの跡  坂本真喜子を勇気づけた師の愛


 準決勝で目標としていた任雪層(中国)に敗れ、気持ちを立て直すことができずに3位決定戦のマットに上がった48kg級の坂本真喜子は、その気持ち通りのファイトで、第1ピリオドを落とした。インターバルでは、かつての師である栄和人・全日本監督が「おまえをこんな弱い選手に育てた覚えはない!」と涙ながらに叱咤(しった)激励した。(参照:【特集】栄和人監督の“涙の激励”で銅メダル獲得…女子48kg級・坂本真喜子

 この言葉に目覚めた坂本は、涙を流しながら闘い、銅メダルを獲得。所属は違っても、見つめるところは同じ。師弟愛をカメラはしっかりと捉えた。

気持ちの盛り上がらないまま、第1ピリオドを落とした坂本。栄監督の「おまえをこんな弱い選手に育てた覚えはない!」という涙の激励に、涙でこたえた。

現在の恩師・藤川健治コーチ(自衛隊女子監督)がさらに激励。これで燃えなければ、日本代表の資格はない! 2人の師に支えられ銅メダルを確保した坂本。師弟が必死の思いで獲得した値千金のメダルだ!



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