米国女子ナショナルチーム・コーチに元世界王者が就任




 USAレスリング協会の公式ホームページによると、米国の女子ナショナルチームのアシスタント・コーチに、1985年世界選手権フリー90kg級王者のビル・シェールが就任。テリー・ステイナー・ヘッドコーチの補佐として10月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)にも参加するという。

 シェールは85年世界王者のほか、1988年ソウル五輪銅メダル、世界選手権で銀メダル2個、銅メダル1個を獲得。ワールドカップでの優勝もある。

 これまでにも米国の女子ナショナルチームには、世界2位のジョー・コーソ、アトランタ五輪2位のタウンゼント・サンダースら世界のトップ選手が指導することはあったが、世界チャンピオンであり、五輪と世界選手権のメダルを計5個も取った選手の就任は初めて。米国が女子の強化に並々ならぬ力を注いでいることがうかがえる。

 なお、8月のユニバーシアード(トルコ・イズミール)の女子チームのコーチに、八田忠明氏(元日本協会会長の次男)が選ばれている。



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