大学院の入学試験のために、全日本チームの遠征が遅れていたグレコローマン84kg級の松本慎吾（一宮運輸＝写真右）が３月２日、２日遅れでポーランドへ向けて出発した。チームに合流し、合宿をこなしたあと、12〜13日の「ポーランド・オープン」へ参加する。大学院合格の朗報も入った松本は気分よさそうで、「（合格によって）「気持ちも新たに頑張れる。アテネ五輪のあと初めての国際大会なので、新ルールにどれだけ対応できるか、力を出せるかを試しながら試合をやってきたい」と言う。国内では練習相手になる選手がいないため、「合宿での練習が楽しみです」とも言うが、試合で結果を出すことの方に重点を置くという。「ルールに慣れなければ、勝てないからです」。あくまでも勝って結果を出すための遠征であることを強調した。
《前ページへ戻る》