(3月28日、東京・駒沢体育館)



48 伊調千春(いちょう・ちはる)=ALSOK綜合警備保障、2年連続3度目(48kg級は初)

 1981年10月6日、青森県生まれ、24歳。京都・網野高〜中京女大卒。98年全国女子高校生大会優勝、99年全日本選手権2位、00年JOC杯ジュニア選手権50kg級優勝と力をつけ、同年の世界女子ジュニア選手権で優勝。02年は世界女子選手権(51kg級)で惜しくも銀メダルとなったが、03年の世界選手権で優勝。その後48kg級へ落としてアテネ五輪へ出場。銀メダルを獲得した。05年は51kg級で世界選手権出場を目指したが失敗。48kg級で全日本選手権優勝。157cm。
51 坂本日登美(さかもと・ひとみ)=自衛隊、3年ぶり4度目

 1981年1月4日、青森県生まれ、25歳。青森・八戸工大一高〜中京女大卒。青森・八戸キッズでレスリングに取り組み、98年に全国高校生選手権50kg級で優勝。99年に全日本女子学生選手権51kg級と全日本選手権で優勝。00年はアジア選手権で勝ったあと世界選手権で優勝。01年に世界V2を達成した後、ひざの手術などで戦列を離れたが、04年に復帰し、カナダカップとワールドカップで優勝した。05年はワールドカップの出場を逃したものの、アジア選手権で優勝し、世界選手権で4年ぶりに優勝。全日本選手権でも勝った。155cm。
 55 吉田沙保里(よしだ・さおり)=ALSOK綜合警備保障、5年連続5度目

 1982年10月5日、三重県生まれ、23歳。三重・久居高〜中京女大卒。少年少女レスリング時代から名をとどろかせ、同世代の大会で無敗。99年世界カデット選手権優勝のあと、00・01年の世界ジュニア選手権で2連覇。02年はアジア大会で勝ち、世界選手権に初出場初優勝。続く全日本選手権でも勝った。03年に世界V2を達成し、04年のアテネ五輪で優勝。05年もワールドカップ、アジア選手権、ユニバーシアード、世界選手権と優勝を重ね、全日本選手権でも4連覇を達成。現在、国際大会で21大会連続優勝、93連勝を継続中。156cm。
59 正田絢子(しょうだ・あやこ)=ジャパンビバレッジ、2年連続4度目

 1981年11月3日、大阪府生まれ。23歳。京都・網野高卒。吹田市民教室でレスリングを始め、98年JOC杯ジュニア58kg級で優勝するとともに、16歳で全日本選手権62kg級で優勝の殊勲を挙げた。99年に世界選手権に初出場初優勝。00年はアジア選手権と世界ジュニア選手権で優勝し、01年もアジア選手権で優勝した。その後、負傷で低迷していたが03年にアジア選手権63kg級で優勝。05年に59kg級へ落としワールドカップで優勝し、ユニバーシアードでも勝った。しかし全日本選手権は2位に終わった。163cm。
63 伊調馨(いちょう・かおり)=中京女大、5年連続5度目

 1984年6月13日、青森県生まれ、21歳。愛知・中京女大附高卒。96年全国少年選手権優勝、98年全国女子中学生選手権52kg級などで優勝を重ね、01年ジャパンクイーンズカップ56kg級で現役世界チャンピオンの山本聖子をフォールで破る大殊勲を達成。同年の全日本女子選手権は4位に終わったが、02年はアジア大会銀メダルのあと、世界選手権に初出場初優勝。03年に世界を連覇し、04年アテネ五輪でも優勝。05年もワールドカップ、アジア選手権、ユニバーシアード、世界選手権と優勝を重ね、全日本選手権でも4連覇を達成。166cm
67 坂本襟(さかもと・えり)=ワァークスジャパン、2年連続3度目

 1980年7月2日、青森県生まれ。25歳。青森・八戸工大一高〜中京女大卒。いとこの坂本日登美に影響されて八戸キッズでレスリングに取り組む。00年JOC杯ジュニア68kg級で優勝し、世界ジュニア選手権に出場。01年はジャパンクイーンズカップで優勝したが、世界選手権は逃した。その後、03・04年にワールドカップ出場の機会を得て力をつけ、04年全日本選手権で2位に食い込んだ。05年はワールドカップに出場し、アジア選手権で2位へ。世界選手権は7位に入賞した。その後、全日本選手権で初優勝を達成。168cm。
72 浜口京子(はまぐち・きょうこ)=ジャパンビバレッジ、8年連続10度目

 1978年1月11日、東京都生まれ。28歳。ボディビルからレスリングへ。96年にアジア選手権70kg級で優勝。翌年、75kg級で世界一に輝き、99年まで3連覇。00年の世界選手権は3位に終わり、01年も4位で世界一奪還ならなかったかが、02年に返り咲いた。同年はほかにアジア大会、ワールドカップでも優勝。03年に5度目の世界一へ輝いた。04年はアテネ五輪で銅メダルを獲得し、全日本選手権で9度目の優勝を飾った。05年はワールドカップ優勝、世界選手権2位のあと、全日本選手権で10年連続10度目の優勝を達成し、天皇杯を受賞。170cm。




ジャパンビバレッジ杯
正田絢子
最優秀選手
吉田沙保里
優秀選手
坂本日登美
敢闘賞
伊調千春



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