日 本 代 表 選 手


階級 選 手 名 略      歴
48 伊調 千春(いちょう・ちはる)=中京女大

 1981年10月6日、青森県生まれ、22歳。京都・網野高卒。少年少女レスリングを経て、98年全国女子高校生大会優勝。99年全日本女子選手権51kg優勝と力をつけ、00年JOC杯ジュニア選手権50kg級優勝。世界女子ジュニア選手権同級でも勝ち、01年にJOCジュニア選手権2年連続優勝を達成した。02年は世界女子選手権51kg級で惜しくも銀メダル。しかし03年に世界一となり、04年は48kg級へ落としてアテネ五輪へ出場。銀メダルを取った。157cm。  
坂本 真喜子(さかもと・まきこ)=中京女大

 1985年11月20日、青森県生まれ、18歳。愛知・中京女大付高卒。青森・八戸キッズでレスリングを始め、00年全国女子中学生選手権優勝など。姉・日登美(世界V2)を追って中京女大付高へ進学。01年全日本選手権は46kg級で5位へ。02年はJOC杯カデット49kg級、全国女子高校選手権50kg級で優勝し、全日本選手権でも勝ち、03年は世界選手権に出場して5位。同年の全日本選手権は2位。アテネ五輪代表は伊調千春と争い、あと一歩で逃した。152cm。
51 坂本 日登美(さかもと・ひとみ)=埼玉・和光ク

 1981年1月4日、青森県生まれ、23歳。青森・八戸工大一高〜中京女大卒。青森・八戸キッズでレスリングに取り組み、京女大へ進学した頃から頭角を現し、99年全日本選手権でほぼノーマークの存在から優勝。2000年もジャパンクイーンズカップで勝つなど強さを確立し、アジア女子選手権、世界女子選手権で優勝。同年の国際レスリング連盟(FILA)の女子MVPに選ばれた。2001年も東アジア大会で快勝し、ワールドカップ、世界選手権でも勝った。このあとヒザの手術に踏み切り、戦列を離れた。155cm。
服部 担子(はっとり・になこ)=中京女大

 1982年6月25日、神奈川県生まれ、22歳。愛知・中京女大付高卒。神奈川・東海ジュニアでレスリングを始め、99年にJOC杯カデット選手権優勝。00年はアジア・ジュニア選手権優勝などの実績を残し、01年は世界ジュニア選手権出場(7位)の経験を積んで全日本選手権で優勝。02年はワールドカップ出場を果たし、全日本選手権は2位。03年はアジア選手権で優勝。ワールドカップ出場の機会も得たほか、アジアカップで優勝した。2004年はプレ五輪で2位。154cm。
55 吉田 沙保里(よしだ・さおり)=中京女大

 1982年10月5日、三重県生まれ、22歳。三重・久居高卒。少年少女レスリング時代から全国に名をとどろかせ、同世代の大会で無敗。99年世界カデット選手権56kg級優勝のあと、00年世界女子ジュニア選手権58kg級、01年世界女子ジュニア選手権58kg級と優勝。02年世界選手権に初出場初優勝。続く全日本選手権でも勝ち、03年ジャパンクイーンズカップでも優勝。世界選手権で2連覇。その後、59kg級世界チャンピオンの山本聖子との国内予選を勝ち抜いてアテネ五輪へ出場し、金メダルを取った。156cm。
松川 知華子(まつかわ・ちかこ)=日大

 1984年9月13日、富山県生まれ、20歳。富山・富山一高卒。00年全日本選手権56kg級で6位入賞。翌01年、全国高校女子選手権で勝ち、02年1月に日本選抜チームのフランス遠征に選ばれるなどして力をつけた。02年のジャパンクイーンズカップ3位を経て全国高校女子選手権で2連覇を達成した。同年の全日本選手権は3位。03年JOC杯ジュニア選手権で優勝し、世界ジュニア選手権で4位入賞。同年全日本選手権も3位に食い込む。04年JOC杯ジュニア選手権で二連覇を達成した。160cm。
59 山本 聖子(やまもと・せいこ)=ジャパンビバレッジ

 1980年8月22日、神奈川県生まれ、24歳。東京・トキワ松学園高〜日大卒。98年全日本女子オープン51kg級を制して初めてシニアのタイトルを獲得。99年に世界女子ジュニア選手権54kg級と世界女子選手権51kg級で優勝。00年も54kg級と56kg級でW世界一へ輝き、01年には東アジア大会優勝に続いて世界選手権3連覇。02年は世界大会出場を逃したが、W杯で優勝。03年、59kg級で2年ぶりに世界選手権に出場し4度目の優勝。しかしアテネ五輪は吉田沙保里との争いに敗れた。165cm。 
岩間 怜那(いわま・れな)=リプレ

 1979年8月2日、岩手県生まれ。25歳。岩手・宮古商高〜中京女大卒。高校時代からレスリングを始め、97年全国女子高校選手権61kg級優勝。99年にJOC杯ジュニア選手権58kg級で勝ち、世界女子ジュニア選手権でも優勝。全日本選手権でも勝った。世界女子選手権は00年に2位に入ったが、01年02年とも上位入賞を逃す。しかし、01年東アジア大会と01・02年のワールドカップで優勝。03年もアジア選手権で勝った。04年はプレ五輪で2位だったが、アテネ五輪は逃した。157cm。
63 伊調 馨(いちょう・かおり)=中京女大

 1984年6月13日、青森県生まれ、20歳。青森・八戸クでレスリングを始め、96年全国少年選手権優勝、98年全国女子中学生選手権52kg級などで優勝を重ね、01年ジャパンクイーンズカップ56kg級で現役世界チャンピオンの山本聖子をフォールで破る大殊勲。同年の全日本女子選手権は4位に終わったが、02年はアジア大会銀メダルのあと、世界選手権に初出場初優勝。03年も勝ってアテネ五輪出場資格を獲得。その後の国内選考を勝ち抜き、アテネ五輪で金メダルを取った。166cm。
中西 はつみ(なかにし・はつみ)=中京女大大学院

 1981年9月13日生まれ、埼玉県生まれ、23歳。埼玉・和光高〜東海大卒。高校時代は柔道の選手で、全国高校選抜チャンピオン。大学でも柔道を続けたが、レスリングに出合い、03年全日本女子選手権出場。04年アジア選手権代表選考で惜しくも2位。大学卒業とともにレスリングに専念する。165cm。
67 斉藤 紀江(さいとう・のりえ)=ジャパンビバレッジ

 1978年10月24日、茨城県生まれ。25歳。茨城・土浦日大高〜帝京大卒。高校時代は柔道に打ち込むかたわらでレスリングの大会にも出場。95年全日本選手権70kg級優勝の実績を持つ。帝京大では柔道に専念。卒業を機に本格的にレスリングへ転向。01、02年は世界選手権出場を果たした。03年はアジア選手権で国際大会の初優勝を飾った。世界選手権は5位。その後、72kg級でアテネ五輪を目指したが、浜口京子の壁を破れずなかった。04年アジア選手権は67kg級に戻して優勝。172cm。
坂本 襟(さかもと・えり)=リプレ

 1980年7月2日、青森県出身。24歳。青森・八戸工大一高〜中京女大卒。いとこの坂本日登美(今大会55kg級で決勝進出)に影響されて八戸キッズでレスリングに取り組む。00年JOC杯ジュニア68kg級で優勝し、世界女子ジュニア選手権に出場(10位)。01年はジャパンクイーンズカップで優勝したが、世界選手権は逃す。01・02年とも全日本選手権2位。03年ワールドカップへ出場、04年はプレ五輪63kg級に出場するなど(9位)、階級を落としてアテネ五輪を目指したが伊調馨の壁を破れなかった。168cm。
72 浜口 京子(はまぐち・きょうこ)=ジャパンビバレッジ

 1978年1月11日、東京都生まれ。26歳。ボディビルからレスリングへ。96年にアジア女子選手権70kg級で優勝。翌年、75kg級で世界一に輝き、99年まで3連覇。98年は国際レスリング連盟の最優秀選手に選ばれた。00年の世界女子選手権は3位に終わり、01年も4位で世界一奪還ならなかったが、02年に返り咲いた。ほかにアジア大会、ワールドカップでも優勝。03年に5度目の世界チャンピオンに輝いた。04年はプレ五輪で勝ち、アテネ五輪代表へ。銅メダルを取った。170cm。
村島 文子(むらしま・あやこ)=中京女大

 1982年8月20日、三重県生まれ、22歳。三重・尾鷲高卒。中学時代はソフトボール、高校時代はバスケットボールの選手。高校3年生のときにレスリングに接し、大学進学と同時にレスリングへ専念。01年JOC杯ジュニア75kg級で優勝したが、世界大会は負傷のため辞退している。02年に世界学生選手権3位。03年はアジア選手権出場の機会を得たが、1回戦終了後、棄権して5位に終わっている。165cm。