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霞ヶ浦(茨城)が30回目の節目の大会を優勝で飾る…インターハイ第2日(学校対抗戦)
【2011年8月3日】


 三笠宮賜杯全国高校総体(インターハイ)レスリング競技第2日は8月2日、岩手・八幡平市総合運動公園体育館で学校対抗戦の3回戦から決勝までを行い、30回目の出場となった霞ヶ浦(茨城)が、決勝で花咲徳栄(埼玉)を4−3で下し、節目の大会を4年連続22度目の優勝で飾った。(右写真=胴上げされる霞ヶ浦・大沢友博監督)

 霞ヶ浦は3回戦の育英(兵庫)を6−1で退け、昨年の決勝カードである秋田商(秋田)戦を5−2で勝利。勢いに乗って、準決勝の浦添工(沖縄)を4−3で撃破した。

 決勝戦の相手、花咲徳栄には2月の関東高校選抜大会、6月の関東高校大会の学校別対抗得点で2連敗を喫していたが、秋田商を破った勢いそのままに、55s級の新人・樋口黎、60s級の古谷和樹主将、74s級の山下俊介(3年)が白星でつなぎ、84s級の長知宏(2年)が、花咲徳栄の主将の吉岡靖典を破って4勝目を挙げ、4−3のスコアで死闘を制した。

 今季、霞ヶ浦を2度も下して優勝の呼び声が高かった花咲徳栄は、準々決勝までは圧勝で勝ち上がり、準決勝の島原(長崎)も5−2と快勝した。決勝戦では中軽量級が踏ん張れず、昨年96s級三冠王者で120kgの山本康稀に勝負を回せず、3−4で破れた。

 昨年、地元開催の沖縄インターハイで初のベスト4に入った浦添工は、昨年よりも戦力が向上。重量級を中心とした闘いで今年も4強に入り、強豪校の仲間入りを果たした。もう一つの3位は、九州王者の島原が入った。ベスト16に駒を進めた地元・盛岡工は、3回戦で鹿屋中央(鹿児島)に1−6で破れて上位進出はならなかった。

 学校対抗戦最優秀選手は、霞ヶ浦の古谷和樹主将が受賞した
(左上写真)。各試合結果は下記の通り。3日からは個人戦が行われる。(文・撮影=池田安佑美)

優勝 霞ヶ浦(茨城) 2位 花咲徳栄(埼玉) 3位 浦添工(沖縄) 3位 島原(長崎)



《トーナメント表・内訳》=pdfファイル
トーナメント表 1回戦 2回戦 3回戦 準々決勝 準決勝 決勝



 ◎学校対抗戦

 
▼決勝
霞ヶ浦(茨城)○[4−3]●花咲徳栄(埼玉)
 50kg級 山本  颯 ●[ 0−2 ]○ 中村倫也
 55kg級 樋口  黎 ○[ 2−1 ]● 杉山雄介
 60kg級 古谷和樹 ○[ 2−0 ]● 山田来哉
 66kg級 武田壮史 ●[ 0−2 ]○ 飯島拓也
 74kg級 山下俊介 ○[ 2−1 ]● 小山内光将
 84kg級  長 知宏 ○[ 2−1 ]● 吉岡靖典
 120kg級 吉川裕介 ●[F、2P0:28]○ 山本康稀

 
▼準決勝
霞ヶ浦(茨城)○[4−3]●浦添工(沖縄)
花咲徳栄(埼玉)○[5−2]●島原(長崎)

 
▼準々決勝
浦添工(沖縄)○[5−2]●鹿屋中央(鹿児島)
霞ヶ浦(茨城)○[5−2]●秋田商(秋田)
花咲徳栄(埼玉)○[6−1]●岐南工(岐阜)
島原(長崎)○[4−3]●星城(愛知)

 
▼3回戦
浦添工(沖縄)○[6−1]●和歌山北(和歌山)
鹿屋中央(鹿児島)○[6−1]●盛岡工(岩手)
秋田商(秋田)○[4−3]●八幡浜工(愛媛)
霞ヶ浦(茨城)○[6−1]●育英(兵庫)
岐南工(岐阜)○[4−3]●網野(京都)
花咲徳栄(埼玉)○[6−1]●富山第一(富山)
星城(愛知)[4−2]●日大藤沢(神奈川)
島原(長崎)○[5−2]●玉名工(熊本)



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