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地元・盛岡工がベスト16に進出、秋田商も大勝で優勝へ視界良好…インターハイ第1日(学校対抗戦)
【2011年8月2日】


 三笠宮賜杯全国高校総体(インターハイ)のレスリング競技は8月1日、岩手・八幡平市総合運動公園体育館で開幕し(右写真)、学校対抗戦の2回戦までが行われた。
 
 今年から、単独県開催からブロック開催になり、今大会は北東北(青森、岩手、秋田)が開催ブロックとなった。レスリングは当初、10年ぶりに岩手県宮古市で開催予定だったが、3・11東日本大震災の影響で姉妹都市の八幡平市に変更しての開催。

 一時は開催も危ぶまれたが、会場が変更になっただけで日程などは予定通り行われ、47都道府県の代表が一堂に会した。震災の影響で3月末の全国高校選抜大会(新潟市)は中止になったため、今大会が今季初の全国大会となった。

 大会4連覇を狙う霞ヶ浦(茨城)は、今回で30回目の全国大会出場。開会式では30回出場を祝して大沢友博監督が表彰を受けた(左写真)。1人の監督で30回も全国大会に出場するのは異例のこと。節目の大会になった霞ヶ浦は、2回戦から登場し、足羽(福井)を7−0で下して幸先のいいスタートを切った。

 昨年、決勝で霞ヶ浦に3−4で惜敗し準優勝だった秋田商(秋田)も7−0と好スタート。池田(徳島)相手に6人がフォール勝ちと内容抜群でベスト16に駒を進めた。順調に勝ち進めば、準々決勝で霞ヶ浦と対戦する。

 地元・岩手からは盛岡工と種市が出場。種市は初戦で香川中央(香川)に0−7と大差で敗退したが、盛岡工は太田商(群馬)に4−3で競り勝ち、地元の期待に応えた。もう一つの開催ブロックの青森からは光星学院が出場したが、初戦の2回戦で日大藤沢(神奈川)に2−5で敗退した。

 この日でベスト16が出そろい、2日は決勝までが行われる。(文・撮影=池田安佑美)

 
 地元で奮戦する盛岡工。フォールを奪う60s級の吉田(左写真)、120s級で勝ち名乗りを挙げる工藤(右写真) 



 ◎学校対抗戦

 ▼2回戦

浦添工(沖縄)○[5−2]●田布施農(山口)
和歌山北(和歌山)○[6−1]●鳥取中央育英(鳥取)
盛岡工(岩手)○[4−3]●太田商(群馬)
鹿屋中央(鹿児島)○[4−3]●倉敷(岡山)
八幡浜工(愛媛)○[4−3]●三次(広島)
秋田商(秋田)○[7−0]●池田(徳島)
育英(兵庫)○[4−3]●いなべ総合(三重)
霞ヶ浦(茨城)○[7−0]●足羽(福井)
網野(京都)○[6−1]●香川中央(香川)
岐南工(岐阜)○[6−1]●大和広陵(奈良)
富山第一(富山)○[4−3]●日野(滋賀)
花咲徳栄(埼玉)○[7−0]●日本文理付(大分)
日大藤沢(神奈川)○[5−2]●光星学院(青森)
星城(愛知)[5−2]●帯広北(北海道)
玉名工(熊本)○[5−2]●興國(大阪)
島原(長崎)○[4−3●韮崎工(山梨)

 ▼1回戦
田布施農(山口)○[5−2]●高知東(高知)
和歌山北(和歌山)○[4−3]●仙台育英(宮城)
太田商(群馬)○[6−1]●新潟県央工(新潟)
鹿屋中央(鹿児島)○[6−1]●小諸(長野)
三次(広島)○[4−3]●田島(福島)
池田(徳島)○[4−3]●八千代松陰(千葉)
いなべ総合(三重)○[5−2]●足利工大付(栃木)
足羽(福井)○[4−3]●宮崎日大(宮崎)
香川中央(香川)○[7−0]●種市(岩手)
大和広陵(奈良)○[5−2]●鹿島実(佐賀)
日野(滋賀)○[5−2]●三井(福岡)
日本文理付(大分)○[5−2]●金沢北陵(石川)
日大藤沢(神奈川)○[5−2]●飛龍(静岡)
星城(愛知)[6−1]●大森学園(東京)
玉名工(熊本)○[5−2]●山形商(山形)
韮崎工(山梨)○[5−2]●隠岐島前(島根)



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