日本は３勝１敗で２位…男子グレコローマン「キット・カールソン・カップ」【2010年２月３日】



　米国遠征中の男子グレコローマンの全日本チームは、デーブ・シュルツ国際大会に先立ち、１月30日に合宿地のコロラドスプリングズで団体戦の「キット・カールソン国際大会」に出場。米国４チームと外国チーム（日本、ウズベキスタン、ブルガリア、中国）が闘う方式で争われ、日本は３勝１敗で同率２位となった。優勝はウズベキスタンで４戦全勝。ＵＳＡ�U（ＮＹＡＣ）が３勝１敗で日本と同じ２位だった。

　ＵＳＡ�V（サンキスト・キッズ）戦の60kg級には、五輪３度出場の笹本睦（ＡＬＳＯＫ綜合警備保障）が五輪以来の国際大会に出場し、２−０で快勝した。笹本は続くＵＳＡ�W（大学選抜）戦では66kg級に出場したが、０−２で敗れた。

　ＵＳＡ�U（ＮＹＡＣ）の60kg級には、2006年の世界チャンピオンながらドーピング違反で北京五輪の道を断たれ、総合格闘技に転向し日本で闘ったこともあるジョー・ウォーレンが復帰参戦。松本隆太郎（群馬ヤクルト販売）に敗れたものの、2012年ロンド五輪を目指す姿勢を見せた。

　日本の結果は下記の通り（撮影＝久木留毅テクニカル・ディレクター）。

試合風景	55kg級・長谷川恒平−マンゴ（ＵＳＡ�U）	60kg級・松本隆太郎−ウォーレン（ＵＳＡ�U）	60kg級・笹本睦−バンディバー（ＵＳＡ�V）

日本○［５−２］●ＵＳＡ�T（アーミー）
　【55kg級】峯村亮（神奈川大職）○［２−０(1-0,2-0)］● Paul Tellgren, Anoka
　【60kg級】松本隆太郎（群馬ヤクルト販売）○［２−１(4-0,0-1,1-0)］●Marco Lara
　【66kg級】岡本佑士（拓大）○［２−０(1-0,4-1)］●Faruk Sahin
　【74kg級】天野雅之（中大）○［２−０(1-0,2-0)］●Anton Gottfredson
　【84kg級】斎川哲克（両毛ヤクルト販売）○［２−０(3-0,4-0)］●Peter Hicks
　【96kg級】北村克哉（ＦＥＧ）●［０−２(0-1,0-2)］○John Lorenz
　【120kg級】新庄寛和（自衛隊）●［０−２(0-3,0-4)］○Dremiel Byers


日本●［３−４］ＵＳＡ�U（ＮＹＡＣ）
　【55kg級】長谷川恒平（福一漁業）○［２−０(1-0,8-2)］●Spenser Mango
　【60kg級】松本隆太郎（群馬ヤクルト販売）○［２−０(3-0,1-0)］●Joe Warren
　【66kg級】　−−−−　●［不戦敗］○Glenn Garrison
　【74kg級】天野雅之（中大）●［０−２(4-0,1-0)］○Jaake Fisher, Platte City
　【84kg級】斎川哲克（両毛ヤクルト販売） ○［２−０(1-0,4-0)］●Cheney Haight
　【96kg級】北村克哉（ＦＥＧ）●［フォール、1P0:53］○Justin Ruiz
　【120kg級】新庄寛和（自衛隊）●［２−０(0-2,0-1)］○Brandon Rupp


日本○［４−３］●ＵＳＡ�V（サンキスト・キッズ）
　【55kg級】長谷川恒平（福一漁業）○［２−０(4-0,6-0)］●Nate Engel
　【60kg級】笹本睦（ＡＬＳＯＫ綜合警備保障）○［２−０(5-0,4-1)］●Chad Vandiver
　【66kg級】　−−−−　●［不戦敗］○Kerry Regner
　【74kg級】天野雅之（中大）○［２−１(2-0,0-7,2-0)］●Andy Bisek
　【84kg級】斎川哲克（両毛ヤクルト販売）○［２−０(3-2,1-0)］●Talan Knox
　【96kg級】北村克哉（ＦＥＧ）●［フォール、2P0:24］○Zac Nielsen
　【120kg級】新庄寛和（自衛隊）●［０−２(0-1,0-4)］○Peter Kowalczuk


日本○［４−３］●ＵＳＡ�W（大学選抜）
　【55kg級】峯村亮（神奈川大職）○［２−０(3-0,5-0)］●Max Nowry
　【60kg級】松本隆太郎（群馬ヤクルト販売）○［２−０(2-0,3-1)］●Chad Vandiver
　【66kg級】笹本睦（ＡＬＳＯＫ綜合警備保障）●［０−２(0-2,0-3)］○Alex Fleming, Sterling
　【74kg級】天野雅之（中大）○［２−０(1-0,1-0)］●Cory Hope
　【84kg級】斎川哲克（両毛ヤクルト販売）○［２−０(6-0,6-0)］●Mark Stenberg
　【96kg級】北村克哉（ＦＥＧ）●［０−２(0-1,0-6)］○Robbie Smith
　【120kg級】新庄寛和（自衛隊）●［０−２(0-1,0-2)］○Tim Taylor

《順位》

　［1］ウズベキスタン ４勝、［2］日本、ＵＳＡ�U（ＮＹＡＣ） ３勝１敗、［4］ＵＳＡ�T（アーミー）、ブルガリア ２勝２敗、［6］中国、ＵＳＡ�V（サンキスト・キッズ） １勝３敗、［8］ＵＳＡ�W（大学選抜） ４敗