日本はウクライナを5−2で下して銅メダル…女子ワールドカップ最終日【2010年3月29日】
【南京(中国)、樋口郁夫】女子の国別対抗戦「ワールドカップ」最終日は3月28日、当地で順位決定戦が行われ、B組2位で3位決定戦に出場した日本はA組2位のウクライナを5−2で破り、3年連続の銅メダルを獲得した。
日本は48kg級を落としたものの、51kg級から63kg級まで4連勝し、勝負を決めた。栄和人監督(中京女大教)は「中国戦は、最初の試合ということで、選手が浮足立っていた。第2試合とか第3試合とかなら勝てた戦力。最初から力を出せる練習が必要だ」と振り返った。
2008年北京五輪以来の国際大会となった63kg級の伊調馨(ALSOK綜合警備保障)は、この日も無失点で勝ち、4戦全勝をマーク。2008年の東京・世界選手権以来の全日本チーム参戦となった72kg級の浜口京子(ジャパンビバレッジ)は、前日のろっ骨の負傷にもめげずにこの日も出場。ナタリア・パラマルチュクに2−1で勝った。予選リーグと合わせて2勝2敗。
55kg級の松川知華子(ジャパンビバレッジ)が予選リーグからの4試合すべてにフォール勝ちした。
決勝は中国が米国を6−1で下し、4年連続優勝。5位以下はロシア、モンゴル、カナダ、アゼルバイジャンの順だった。
各試合結果は下記の通り。
◎順位決定戦
【3位決定戦】 日本○[5−2]●ウクライナ
日 本 内 容 ウクライナ 48kg級 三村冬子(日大) ● 2−1(1-1,1-2,1-1) ○ Nataliya Pulkovska 51kg級 甲斐友梨(アイシン・エィ・ダブリュ) ○ 2−0(3-0,5-3) ● Yuliya Blahinya 55kg級 松川知華子(ジャパンビバレッジ) ○ フォール、3P0:59(2-2,8-4,F6-0) ● Iryna Khariv 59kg級 正田絢子(京都・網野教高) ○ 2−0(1-0,3-2) ● Iryna Husyak 63kg級 伊調馨(ALSOK綜合警備保障) ○ 2−0(2-0,1-0) ● Maryana Kvyatkovska 67kg級 新海真美(アイシン・エィ・ダブリュ) ● 2−0(4-1,1-1) ○ Alla Cherkasova 72kg級 浜口京子(ジャパンビバレッジ) ○ 2−1(0-1,3-2,2-0) ● Nataliia Palamarchuk
※スコアは勝者から見たスコア
【7・8位決定戦】 カナダ○[5−2]●アゼルバイジャン
【5・6位決定戦】 ロシア○[4−3]●モンゴル
【決 勝】 中国○[6−1]●米国