岡太一（拓大）が84kg級を制し、学生四冠王に王手…全日本大学グレコローマン選手権最終日【2010年10月16日】
全日本大学グレコローマン選手権最終日は10月15日、３階級が行われ、84kg級決勝は学生王者の岡太一（拓大）がこの大会２連覇を目指す天野雅之（中大）を破って初優勝（右写真＝第３ピリオドに首投げがさく裂）。インカレのフリースタイル（96kg級）優勝と合わせて今季３冠目を獲得した。11月の全日本大学選手権で学生四冠王を目指す。
120kg級も学生王者の谷田昇大（拓大）が勝ち、今季二冠を制覇。96kg級は山口剛（早大）が準々決勝で学生王者の有薗拓真（山梨学院大）を破り、決勝も勝って初優勝を遂げた。
拓大は前日の２階級優勝と合わせて４階級制覇。大学対抗得点で62点をマークし、２年連続８度の優勝を遂げた（左写真＝２連覇を達成した拓大）。２位は早大で42点。同大学にとっては、2005年の３位を上回るこの大会最高の成績。出場停止処分が解けて大会復帰を果たした日体大が、優勝はなかったものの31点をマークし、３位に入った。
最優秀選手賞は前日の60kg級で３連覇を達成した岡本佑士（拓大）が、敢闘賞は96kg級優勝の山口が受賞した。
各階級の成績は下記の通り（第１日は、ここをクリック）。
《トーナメント表＝ｐｄｆファイル》
| 55kg級 | 60kg級 | 66kg級 | 74kg級 | 84kg級 | 96kg級 | 120kg級 | 大学対抗得点 | 個人賞 |
【84kg級】
▼決勝
岡太一（拓大）○［２−１(0-4,1-0,TF6-0=2:00)］●天野雅之（中大）
▼３位決定戦
武富隆（早大）○［２−１(0-1,2-0,1-0)］●川島悠揮（日体大）
鈴木聖二（専大）○［２−０(3-0,2-0)］●佐藤幸星（日本文理大）
▼準決勝
岡太一（拓大）○［フォール、1P1:56(F7-0)］●川島悠揮（日体大）
天野雅之（中大）○［２−０(3-0,1-0)］●鈴木聖二（専大）
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【96kg級】
▼決勝
山口剛（早大）○［警告、3P1:13(3-2,6-2､C5-0))］●佐藤洋輔（明大）
▼３位決定戦
有薗拓真（山梨学院大）○［２−０(4-0,1-0)］●土田崇英（拓大）
小山千博（日体大）○［フォール、3P0:54(5-0=1:12,0-3､F0:54）］●
▼準決勝
山口剛（早大）○［２−０(1-0,1L-1)］●土田崇英（拓大）
佐藤洋輔（明大）○［２−０(1-0,2-0)］●小山千博（日体大）
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【120kg級】
▼決勝
谷田昇大（拓大）○［２−１(0-1,1-0,1-0)］●入江泰久（神奈川大）
▼３位決定戦
金沢勝利（山梨学院大）○［２−０(1-0,2-0)］●坂元将悟（東洋大）
大坂昂（早大）○［２−０(TF6-0=1:01,TF6-0=1:43)］●時信光一（日体大）
▼準決勝
谷田昇大（拓大）○［２−０(1-0,2-0)］●金沢勝利（山梨学院大）
入江泰久（神奈川大）○［フォール、1P0:57(F3-0)］●大坂昂（早大）
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【大学対抗得点】
［1］拓大 63.5点、［2］早大 42点、［3］日体大 31点、［4］中大 26.5点、［5］山梨学院大 26点、［6］神奈川大 22.5点、［7］徳山大 18.5点、［8］東洋大 16点
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【個人賞】
▼最優秀選手賞 岡本佑士（拓大）、▼敢闘賞 山口剛（早大）、▼最優秀監督賞 須藤元気（拓大）、▼最短フォール賞 大坂昂（早大） 20秒、▼最多フォール賞 大坂昂（早大）
２試合、▼ゴールデンホイッスル賞 宮崎教大（拓大）