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3階級とも上位進出ならず…世界選手権第6日【2010年9月12日】



 【モスクワ(ロシア)】世界選手権第6日は9月11日、ロシア・モスクワで男子フリースタイル3階級が行われ、日本は3階級とも予選途中で敗れ、敗者復活戦へ回れずに上位進出ならなかった。

 84kg級の松本篤史(ALSOK)は、初戦の2回戦で昨年アフリカ選手権2位のジェラルド・メイヤ(南アフリカ)相手にタックルがさえて勝ったが、3回戦で今年の世界軍隊選手権2位のメシエイ・バラウェンダー(ポーランド)に0−2で黒星
(右写真)

 96kg級の磯川孝生(徳山大職)は初戦の2回戦でリュベン・イリエフ(ブルガリア)を2−0で撃破。しかし3回戦で、昨年3位のセルハト・バルチ(トルコ)からポイントを取ることができず、0−2で敗れた
(左写真)

 60kg級の小田裕之(l国士舘大)は、初戦でモンゴル選手に第3ピリオドのクリンチの優勢を生かせずに敗れた。

 各選手の成績は下記の通り。




 ◎男子フリースタイル

 【60kg級】
小田裕之(国士舘大)       23位=34選手出場

■1回戦  BYE

■2回戦 ●[1−2(0-1,1-0,0-1=2:13)]Nyam ochir Enkhsaikhan(モンゴル)
 
《試合経過》第1ピリオド開始早々、小田は引き落とされてバックを取られ1失点。このポイントを返すことができなかった。第2ピリオドは、序盤のバックの取り合いに小田が勝って1点。この1点を守り切った。第3ピリオドは2分間を0−0。自分で自分の攻撃権を引いた小田だが、クリンチを切られてしまい、スタンド戦の末に押し出されてしまって優位をものにできなかった。




 【84kg級】松本篤史(ALSOK)          11位=33選手出場

■1回戦  BYE

■2回戦 ○[警告、3P1:16(2-5,TF6-0=1:21,C3-1)]Gerald Waldemar Meyer(南アフリカ)
 
《試合経過》第1ピリオド開始早々、松本の3点タックルが決まったかに見えたが、相手の投げが有利と見られて相手に3点。日本陣営のチャレンジは通らず0−4。41秒には場外に出てしまって0−5。終盤、もつれた末に松本がニアフォールを奪って2点を取ったが、このピリオドを落とした。第2ピリオドは松本がタックルで攻め、場外や3点タックルを重ねて6−0のテクニカルフォール。

 第3ピリオド、松本がタックルで44秒と55秒に1点。このあと、外へ押し出されて1点を返されたが、1分16秒に正面タックルで場外へ。これが相手の3度目の警告(場外逃避)となり、警告勝ちした。

■3回戦 ●[0−2(3-5,1-4)]Meciej Michal Balawender(ポーランド)
 
《試合経過》第1ピリオド開始早々、松本はタックルを受けて1失点。中盤、タックルで攻めて2点を取った松本だが、もつれて2点を失い。最後にバックを取って1点を取り3−3へ。1分45秒、松本は飛行機投げを受け、こらえたが2点を失い、3−5rでこのピリオド終了。第2ピリオド、42秒にタックルをかわされた1点を失った松本は、1分すぎにもタックルをカウンターで返されて2失点。日本陣営はチャレンジしたが認められずに1失点。最後に相手の技術回避の警告で1点を取ったが、追いつかなかった。




 【96kg級】磯川孝生(徳山大職)          17位=33選手出場

■1回戦  BYE

■2回戦 ○[2−0(3-0,1-0)]Lyuben Borisov Iliev(ブルガリア)
 
《試合経過》第1ピリオド、0−0で試合が進み、終了直前に磯川ががぶり返しで2点獲得。最後に乗られ、相手陣営からチャレンジが出されたが、時間後ということで通らずに磯川に1点が加わった。第2ピリオドも0−0で試合が進み、1分30秒、磯川が相手のタックルをかわしてバックを取り、貴重な1点を挙げた。

■3回戦 ●[0−2(0-1,0-4)]Serhat Balci(トルコ)
 
《試合経過》第1ピリオド、0−0で試合が進んだあと、磯川が1分30秒に正面タックルを受けてしまい0−1。第2ピリオドは開始10秒にくぐられて1点を失う。反撃した磯川だが、タックルをレッグホールドで返され2失点。最後に1点を失い0−4。



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