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世界選手権へ向け、ALSOK綜合警備保障の3選手が決意表明【2010年8月7日】


 9月6〜12日にロシア・モスクワで行われるレスリングの世界選手権と、ほぼ同時期に東京で行われる柔道の世界選手権に、合わせて5差選手を送り出すALSOK綜合警備保障の壮行会が8月6日、東京・京王プラザホテルで行われた。

 レスリングで出場するのは、2004年アテネ・2008年北京両五輪金メダリストの女子55kg級の吉田沙保里と同63kg級の伊調馨、今年4月に入社した男子フリースタイル84kg級の松本篤史の3選手(柔道は男子60kg級の福岡政章選手と女子78kg級の塚田真希選手=
写真は左から松本、伊調、吉田、塚田、福岡)。

 吉田は2度の五輪を含め10大会連続世界一の偉業に挑戦。伊調は北京五輪以来、2年ぶりの“世界大会”となるが、昨年の世界チャンピオンを破っての日本代表権獲得。3月のワールドカップ(中国)でも実力を示しており、優勝候補であることは間違いない。

 松本は世界選手権初出場。北京五輪に出場した3人の男子選手(フリースタイル55kg級・松永共広、同60kg級・湯元健一、グレコローマン60kg級・笹本睦)が代表もれしており、先輩の分まで健闘が期待される。

 壮行会に先立って記者会見が行われ、各選手がそれぞれ意気込みを話した。綜合警備保障は、北京五輪ではレスリングと柔道で7選手が出場し、金2個、銀3個を取った(注=湯元の当時の所属は日体大助手のため除く)。




 女子55kg・吉田沙保里「五輪を入れて10連覇がかかっているので、必ず優勝してロンドン五輪につなげたいです。今は、ばててきてからも腰を落として試合できるように練習しています」

 
女子63kg・伊調馨「去年カナダ留学をさせていただきました。今年、世界選手権に出場することができてうれしいです。ワールドカップではフワフワしていて、試合勘が戻ってなかったですね。世界選手権前にもう少し試合してみたかったです。(結果は)やってみなければわかりません。ロンドン五輪に繋がる試合をしたいです」

 
男子フリースタイル84kg級・松本篤史「盛大な壮行会で緊張しています。来年から五輪予選が始まるので、それにつながるいい試合をモスクワでやりたいです」

(取材・撮影=保高幸子)



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