谷岡泰幸(自衛隊)が2勝で7位…ピトラシンスキ国際大会最終日【2010年8月3日】
【ラシボルツ(ポーランド)、ビル・メイ記者】男子グレコローマンで世界選手権前の最もハイレベルとの評判の高い「ピトラシンスキ国際大会」最終日は8月1日、ポーランド・ラシボルツ市で3階級が行われ、日体大OBと自衛隊とが個人参加した日本は、60kg級の谷岡泰幸(自衛隊)が2勝して7位に入賞した。
谷岡は初戦で横山巧(岡山県協会)に勝ち、2回戦でロシア選手を破ったものの(右写真)、3回戦でフランス選手に0−2で敗れ、敗者復活戦に回ることができなかった。横山も1試合で終わった。
74kg級の金久保武大(マイスポーツ)は2008年欧州3位、今年は欧州5位のルスラン・ベルコエフ(ロシア)に0−2で敗れ、敗者復活戦へ回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。
◎男子グレコローマン
【60kg級】谷岡泰幸(自衛隊) 7位=19選手出場
■1回戦 ○[2−0(2-0,5-0)]横山巧(岡山県協会)
《試合経過》第1ピリオド、スタンド戦は0−0。赤の谷岡がグラウンドの攻撃tpなり、ガッツガツレンチを掛けて先制。第2ピリオドは谷岡が一本背負い投げで1点グラウンドでローリングを2度季目、5−0とした。
■2回戦 ○[2−1(1-0,0-1,1-0)]Vyacheslav Dzhaste (ロシア)
《試合経過》ロシアのベテランに対し、第1〜3ピリオドともスタンドでは両者ポイントなし。グラウンドも、いずれも守り切ってポイントを取る展開となった。青の谷岡は第1ピリオドのグラウンドを守って先制。第2ピリオドは逆に守られた。
第3ピリオド、ボールピックアップはロシアに上がり、谷岡が防御。タイミングよくエスケープしたものの、15秒ころにロシア陣営が強烈に抗議し、やり直し。しかし、谷岡が必死に守り切り、手が上がった。
■3回戦 ●[0−2(0-1,0-4)]Tarik Balamandi(フランス)
《試合経過》元欧州ジュニア3位のフランスの若手選手は腕取りをしたり、前に落としたりして、谷岡が自分のリズムをつかむことができなかった。それでも第1ピリオドはスタンドが0−0。フランス選手がグラウンドを守って先制。第2ピリオド、谷岡は腕取りからゴービハインドを許し、ローリングで試合を決定づけられた。
フランスの選手は準決勝で欧州3位のザウル・クラマゴメドフ(ロシア)に敗れ、谷岡は敗者復活戦へ回れなかった。
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【60kg級】横山巧(岡山県協会) 18位=19選手出場
■1回戦 ●[0−2(0-2,0-5)]谷岡泰幸(自衛隊)
※上記参照
初戦で日本選手同士が激突。横山を攻める谷岡。 | ロシア選手にタックルを仕掛ける谷岡だが、脚を使ったと判断された。 |
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【74kg級】金久保武大(マイスポーツ) 25位=28選手出場
■1回戦 ●[0−2(0-1,0-3)]Ruslan Bel khorev(ロシア)
《試合経過》第1ピリオドのスタンドは0−0。金久保はグラウンドの攻撃を返すことができず、0−1。第2ピリオドは押し出されて0−1。グラウンドの防御でスイッチを試みたが失敗。2点を失い、0−3とされた。
ゴールデンGP決勝大会に続いて国際大会出場の金久保。 | グラウンドの防御でスイッチを試みるが、2失点。 |