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堀内優(日大)が2度目の優勝…世界ジュニア選手権第4日(女子)【2010年7月24日】


 世界ジュニア選手権第4日は7月23日、ハンガリー・ブダペストで女子4階級が行われ、55kg級の堀内優(日大=右写真)が5試合を勝ち抜き、今大会の日本選手で初の金メダルを獲得した。堀内は2008年の51kg級に続き、2年ぶり2度目の優勝。他の3選手は、いずれも初戦で勝ちながら2戦目で敗れ、敗者復活戦へ回れずに上位入賞ならなかった。 

 堀内は初戦で欧州ジュニア2位のハフィズ・サヒン(トルコ)、2回戦でアフリカ・ジュニア2位のリム・アヤリ(チュニジア)を撃破。3回戦でシニアの世界選手権51kg級に出場したことのあるヘレン・マロウリス(米国)を破り、準決勝でも昨年11位のスペイン選手を破った。決勝は2008年世界選手権51kg級3位で、今年の欧州ジュニア・チャンピオンのユリア・ブラヒンヤ(ウクライナ)を第1ピリオド、フォールに下した。

 48kg級の長沼美香(至学館大)は初戦で2007年パンアメリカン・カデット選手権優勝のジャスミン・スリン(カナダ)を破ったが、2回戦でウクライナ選手に黒星。63kg級の渡利璃穏(至学館大)は初戦でモンゴル選手を破った後、2回戦で欧州ジュニア・チャンピオンのアリン・フォケン(ドイツ)に黒星。

 72kg級の立光志織(王子自動車学校)も、初戦の2回戦でアジア・ジュニア3位のカザフスタン選手を破ったものの、3回戦でユリア・ドラバジュク(べラルーシ)に0−2で敗れた。

 女子はこの日で終了。「金1・銀1・銅2」に終わり、メダル獲得数・内容は昨年と同じだった。国別対抗得点はロシア(59点)、中国(44点・金2)に続き、44点(金1)で3位。優勝した堀内はシニアの世界選手権(9月6〜12日、ロシア・モスクワ)の51kg級に出場する。

 各選手の成績は下記の通り。




 ◎女子

 
【48kg級】長沼美香(至学館大)       8位=19選手出場
1回戦 ○[2−1(1-0,1-1L,5-1)]Jasmine Slinn(カナダ)
2回戦 ●[1−2(1-5,0-2)]Khrystyna Daranutsa(ウクライナ)

 ※敗者復活戦へは回れず

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 【55kg級】堀内優(日大)        優勝=25選手出場
1回戦  ○[2−0(4-0,4-0)]Hafize Sahin(トルコ)
2回戦  ○[2−0(2-0,TF6-0)]Rim Ayari(チュニジア)
3回戦  ○[2−1(1-0,0-3,3-0)]Helen Maroulis(米国)
準決勝 ○[フォール、1P(F3-0)]Karima Sanchez Ramis(スペイン)
決 勝  ○[フォール、1P(F3-0)]Yuliya Blahinya(ウクライナ)

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 【63kg級】渡利璃穏(至学館大)       9位=18選手出場
1回戦 ○[2−1(1L-1,1-3,3-0)]Tumentsetseg Sharkhuu(モンゴル)
2回戦 ●[0−2(0-1,1-2)]Aline Focken(ドイツ) 

 ※敗者復活戦へは回れず

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 【72kg級】立光志織(王子自動車学校)       8位=17選手出場
1回戦  BYE
2回戦 ○[2−0(1-0,3-1)]Elmira Syzdykova(カザフスタン)
3回戦 ●[0−2(TF6-0,4-0)]Yuliya Dravazyuk(ベラルーシ)

 ※敗者復活戦へは回れず



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