▲一覧ページへ戻る


【特集】社会人選手権の会場でちびっ子対象の「一日レスリング教室」を開催【2010年7月5日】

(文・撮影=増渕由気子)

 

 全日本社会人選手権が行われた山形・山形市総合スポーツセンターの最終日。男子グレコローマンと平行して、「YAMAGATA ドリームキッズ」と県内のキッズ・レスラーを集めて一日体験教室を開催した。

 指導者に、自衛隊の伊藤広道監督、2004年アテネ・2008年北京五輪金の伊調馨(ALSOK綜合警備保障)、世界V6の坂本日登美(自衛隊)を迎え、レスリングの紹介とマット運動を中心に行った
(右写真=左から伊藤、坂本、伊調)

 「YAMAGATA ドリームキッズ」とは山形県が独自に行っているスポーツタレント発掘事業。日本オリンピック委員会(JOC)で行われているJOCアカデミーの地方版だ。対象は小学校3・4年生で、身体能力などで選抜した30名が所属している。所属すれば、JOCや国立スポーツ科学センターなどの協力で、一流の指導者に最新のトレーニング方法を提供してもらえる。

 スポーツといっても、競技や種目は多種多様。小さいうちに、いろいろなスポーツの経験を積んで、一番自分にあっている競技でトップアスリートを目指してもらうことを視野に入れ、今回のように「一日体験教室」に参加するプログラムも組み込まれている。

 今回はドリームキッズ30名に加えて、地元のちびっ子レスラーも約30名ほど参加。ゲスト指導者としてあちこちから声がかかるという伊調も、「レスリングを知っている子と、知らない子が混じっていたので、少し大変だった」と感想を述べた。だが、ルールは知らないものの、伊調からみても、ドリームキッズの子供たちの身体能力には目を奪われたそうだ。

 一方、坂本日登美は「ちびっ子の指導は久しぶりでした。子供たちを見ていて初心に戻れました」と癒された様子。それでも、先生として紹介された時に、「馨はオリンピック選手、私はそれがなかった。オリンピックに行って、その位置に並びたい」と切実な気持ちを吐露した。

 教室の最後に「オリンピックに行きたい人」という質問に、ドリームキッズの生徒たちは、ためらわずに手を挙げていた。「私も子供たちと同じ夢を目指しているんだ」と実感した様子で、五輪階級で臨む初めての世界選手権(9月・ロシア)に向けて気合を入れ直していた。



  ▲一覧ページへ戻る




UNESCO の保護海域から採取した海洋由来成分で頭皮にパック!  今すぐ痩せたいあなたに。本格的痩身インドエステサロン  八重洲コンタクトネット宅配サービス!
学資保険・こども保険ナビ   本島・離島・那覇人気のホテル勢ぞろい⇒旅ポケ.com  オススメのレンタルサーバー『ロケットネット』