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ゴールデンGP決勝大会に男女16選手を派遣【2010年6月23日】


 7月16〜18日にアゼルバイジャン・バクーで行われる国際レスリング連盟(FILA)主催の賞金大会、ゴールデン・グランプリ(GP)決勝大会に、下記の男女16選手を派遣することが決まった。

 賞金は、優勝選手が1万ドル(約92万円)、優勝選手のコーチが2000ドル(約18万4000円)、2位選手が5000ドル(約46万円)、3位選手が2000ドル(約18万4000円)。

 ゴールデンGPは、予選2大会の成績の上位選手および前年の世界チャンピオンと同年の大陸チャンピオンに出場資格が与えられるが、1ヶ国から各階級3選手までの出場となっているため、予選大会で8位以内に入れなくとも繰り上がる可能性がある。出場資格を与えられた国は、資格を勝ち取った選手でなくとも代替の選手を派遣することが義務づけられている。

 昨年は男子グレコローマン55kg級の長谷川恒平、女子48kg級の坂本真喜子、同55kg級の松川知華子、同63kg級の西牧未央の4選手が優勝している。

 大会日程は下記の通り。男子フリースタイルは7月12日、男子グレコローマンと女子は13日に出発する。

7月16日(金) 男子フリースタイル全階級
   17日(土) 女子全階級
   18日(日) 男子グレコローマン全階級




◎役員

 【男子フリースタイル監督】田南部力(警視庁)、【同コーチ】井上謙二(自衛隊)
 【男子グレコローマン監督】伊藤広道(自衛隊)
 【女子監督】木名瀬重夫(日本協会専任コーチ)、【同コーチ】藤川健治(自衛隊)
 【男子トレーナー】川崎淳(ハンズコーポレーション)、【女子トレーナー】竹内剛(ファクトリージャパン)
 【帯同審判員】未定

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 ◎選手 

  【男子フリースタイル】
 ▼55kg級 稲葉泰弘(警視庁)
 ▼55kg級 湯元進一(自衛隊)
 ▼60kg級 小田裕之(国士舘大学
 ▼60kg級 前田翔吾(ニューギン)
 ▼66kg級 小島豪臣(K-POWERS)
 ▼74kg級 長島和幸(クリナップ)

  【男子グレコローマン】
 ▼55kg級 長谷川恒平(福一漁業)
 ▼66kg級 岡本佑士(拓大)
 ▼74kg級 金久保武大(マイスポーツ)

  【女子】
 ▼48kg級 鈴木綾乃(ジャパンビバレッジ)
 ▼51kg級 甲斐友梨(アイシン・エィ・ダブリュ)
 ▼55kg級 松川知華子(ジャパンビバレッジ)
 ▼59kg級 山名慧(アイシン・エィ・ダブリュ)
 ▼59kg級 斎藤貴子(自衛隊)
 ▼63kg級 工藤佳代子(自衛隊)
 ▼67kg級 新海真美(アイシン・エィ・ダブリュ)




◎出場選手の話(一部)

 
■男子フリースタイル55kg級・湯元進一「ゴールデンGP決勝大会は、2007年に帯同したけれど、出場は初めてです。誰が相手でも全力で戦いたいです」

 
■男子フリースタイル60kg級・小田裕之「ゴールデンGP決勝大会は2kgオーバー計量の大会なので出場します。冬の遠征以来、海外試合をしていないので、自分が海外でどれくらいなのか試したい」

 
■男子フリースタイル60kg級・前田翔吾「ゴールデンGP出場は初めて。今年は世界で自分の実力を試すというより、勝ちに行きたい。アジア選手権で2位になったが、現地で体調不良になってしまい、試合に影響が出てしまった。アゼルバイジャンでは体調管理をしっかりしたい」

 
■男子フリースタイル74kg級・長島和幸「アジア選手権では2回戦で敗退してしまった。結果を出さなければ意味がない。ゴールデングランプリは2度目の出場。世界選手権で勝つための手ごたえをつかみたい」

 
■男子グレコローマン55kg級・長谷川恒平「最近、海外で試合をしていないので、ゴールデンGP決勝大会は今年も出ます。合宿では、6月の上旬の合宿で見つけた課題を、所属の日体大に持ち帰って練習し、その成果を試しているところです。リフト技も、持ち上げたら1点ですから、3点が無理でも1点を取れるようにすることや、最近やっていなかった、グラウンドのディフェンスから立つ練習に力を入れています」

 
■男子グレコローマン66kg級・岡本佑士「ゴールデンGP決勝大会の出場資格は自分で取ったわけではないが、ここで、チャンスをものにしたいです」

(取材=増渕由気子)



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