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男子バレーボールの全日本監督が見学…男子全日本チーム合宿【2010年6月2日】


 5月28日から東京・味の素トレーンニングセンターで合宿している男子両スタイルの全日本チームは6月1日、報道陣に練習を公開。合宿は2日までで、追い込みのハードなトレーニングを展開した。

 練習には、全日本男子バレーボール・チームの植田辰也監督が見学に訪れた
(右写真)。同監督は1992年バルセロナ五輪に主将として出場。その後、五輪出場ができないでいた男子バレーボールの再建を期待されて2005年に全日本監督に就任。2008年北京五輪で、自身が出場したバルセロナ五輪以来の五輪出場に導いた(11位)。

 2012年ロンドン五輪でのメダル獲得を目指し、前日の公開練習では「常識の範囲を超えた」厳しいトレーニングに取り組む方針を明らかにしたばかり。練習の後半に行われたハードな補強トレーニングを興味深そうで、コーチングスタッフに「いつもこんなにやってるの?」と聞いてきたという。練習の感想を問われて、「自分の体をとことん鍛えるための参考にするために来た。精神的なことなど、学ぶことが多かった」と話した。

 佐藤満強化委員長(専大教)は最終日を前にして「きつい合宿だったと思うが、みんなついてくることができた。苦しんだことを生かすのは試合しかない。やればやるほど、『負けたくない』という気持ちが出てくる。イメージトレーニングも重要だが、最も大切なことは日々のトレーニングの積み重ね」と話し、引き続きの猛練習を注文した


 今年8月には、韓国のあらゆる競技のトップ選手が集まっているテヌン村で合宿をやることが内定した(8月3〜8日)。学校の夏休みが始まって休みモードになる時期であり、インターハイも行われていて母校の動向などに気をとられてしまう時期。そんな時期だからこそ外国で追い込みの練習をやるそうで、「体力的な部分など、韓国の強さを学んでほしい」と言う。

 現役時代にテヌン村の練習などで力をつけた和田貴広コーチ(国士舘大職)は「すべての競技の選手が集まって朝練習をやるなど、あらゆる競技が一致団結して闘いにきていることを感じるはず。グレコローマンは学ぶべき技術がある。フリースタイルは、技術的には日本の方が上だと思うが、技よりも闘う姿勢を学んでほしい」と要望した。


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