専門家チームを結成し、有望選手を国が個別に支援【2009年1月12日】



 文部科学省が2009年度から「メダルに近い」と期待される選手・種目を集中的に支援する「競技力向上ナショナルプロジェクト」をスタートさせることになった。競技団体に配分している強化費とは別枠で、国家戦略としてオリンピックのメダル獲得を目指す。09年度予算案に6億円が盛り込まれている。

 プロジェクトは、(1)専門家チームを8組つくり、医師、トレーナー、ライバル選手の弱点分析を行う情報担当者らによって五輪の金メダル獲得が有望な選手をあらゆる角度から支援し強化する、(2)17種目程度を選び、それぞれに「ナショナルコーチ」を置いて強化する、の2本立て。日本オリンピック委員会(IOC)が決めている強化のランクなどを参考に設定されるという。

 支援対象の選手は今年度中に、種目は今夏までに決定される。北京五輪でメダルを獲得したレスリング男女は、これらの対象になることが予想される。


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