「ニコラ・ペトロフ国際大会」出場選手の声【2009年2月17日】



 【55kg級】峯村亮(神奈川大職)
 1回戦  ○[2−0(2-0,2-0)]Benbrih Billel(アルジェリア)
 2回戦  ●[1−2(0-1,1-0,0-1)]長谷川恒平(福一漁業)
 敗復戦 ●[0−2(0-3,0-1)]Alexandar Kostadinov(ブルガリア)
  「スタンドの比重が増えたわけですが、自分はスタンドでポイントを取れる技がなく、課題が残る大会でした。スタンドでポイントを取れないことが、グラウンドでも響いて負けにつながってしまった。

 (長谷川に大接戦)第3ピリオドのラスト30秒のグラウンドの攻撃で返せば勝てたのに、返せなかった。それ以前にスタンドでポイントを取っていれば勝てた。スタンドでポイントを取れないのは致命的ということを痛感した。投げ技は下手くそなので、タックルでポイントを取れるように練習したい。何かひとつ、ポイントを取れるスタンドの技を身につけたい」

 【60kg級】佐藤亮太(日体大)
 1回戦  BYE
 2回戦 ○[2−1(0-5,1-0,2-0)]Sezai Shipal(トルコ)
 3回戦 ●[1−2(1-2,2-1,1-2)]Banseojan Edward(ポーランド)
  「シニアの国際大会はこれが初めてですが、これまでよくなかったグラウンドはきちんとできて練習の成果が出ました。逆に得意のスタンドがよくなく、思うように点が取れなかった。組んだら絶対に負けない自信があったけど、外国選手相手には思うようにいかなかった。体力で負けたわけではない。レスリングのスタイルを変えていかないとならないのかも」

 【60kg級】谷岡泰幸(自衛隊)
 1回戦  BYE
 2回戦 ●[2−1(0-3,1-0,TF6-2=1:44)]Emil Milev(ブルガリア)
  「負けはしたけど、今年3度の合宿で指導された『スタンドでポイントを取りに行け』ということがまずまずできたので、その点ではよかったと思います。グラウンドの防御ではフライングをとられましたが、気持ちが空回りしましたね。こじんまりとしたレスリングをするのではなく、自分のレスリングを思い切りやりたい。脚を使ったという納得できない渓谷や地元びいき判定もありましたが、それも勉強だと思います。毎日が吸収することばかりです」

 【66kg級】藤村義(自衛隊)
 1回戦 ●[1−2(TF0-6=1:59,2-0,0-2)]Osman Kose(トルコ)
 (初日の第1試合で、世界で最初にグレコ新ルールの試合を闘う)「スタンドで勝負しようと思ったが、空回りしてしまった。焦ってペースを戻せなかった。ルールで負けたわけじゃない。自分のやろうと思ったことができずに負けた。

 グラウンドでは、苦手のがぶり返しを受けてしまった。体力は自分の方が優っていると思うので、もう1度闘えば勝てる相手だと思う。第2ピリオドにガッツレンチを決められたことは練習の成果です。確実に取れるのはガッツレンチなので、グラウンドの攻撃はノーマル・パーテールポジションで攻めます」

 【66kg級】清水博之(自衛隊)
 1回戦 ○[2−0(3-0,2-1)]Christpher Fisher(米国)
 2回戦 ●[1−2(0-1,1-0,0-1)]Migran Arutyunyan(ロシア)
  「スタンドが1分30秒に伸びたのは、スタンドの得意な自分にはいいことです。1回戦は一本背負いを決められ、まずまずの内容でした。2回戦は組ませてもらえず、スタンドでもグラウンドでもポイントを取れなかった。

 グラウンドの攻撃ではは指をつかまれたりして、(ガッツレンチの)クラッチも組ませてもらえなかった。もっと早く組んで攻撃を仕掛けないとならない。日本と同じ気持ちでやっていては、とても決まらない。グラウンドの攻撃で、クロス・ボディ・ロックか、ノーマル・パーテールポジションかは、相手と状況に応じて使い分けたい」

 【74kg級】金久保武大(日体大)
 1回戦  BYE
 2回戦 ●[1−2(1-0,0-1,0-1)]鶴巻宰(自衛隊) 
  「1回戦で日本人と闘うことになるとは…。海外遠征は初めてなので、外国選手とやりたかった。勝てばできたわけですけど。守りはしっかりできたので、ひとつ返せる技を身につけたい。強い選手はそういう技を持っていますね。このあと合宿があるので多くの選手と練習し、ハンガリー・グランプリでがんばりたい。4月からは大学院に残ってレスリングを続けます」

 【84kg級】斎川哲克(両毛ヤクルト販売)
 1回戦 ○[2−0(3-0,3-0)]Danierl Kardashliev(ブルガリア)
 2回戦 ●[0−2(0-1,0-1)]Ahmed Yildirim(トルコ)
  「1回戦は十分ではないが合宿の成果が出た。2回戦は、逆にダメだった。スタンドで攻められず、グラウンドでも攻められず、守れなかった。派遣のなかったフリースタイル重量級(学生選抜の遠征に参加)の分まで頑張りたかったが…。

 このままではダメ。体力をつけることが今後の課題。体力がなければ、技も生きてこない。今回闘った選手は松本(慎吾)コーチに比べれば、パワーもすべてが弱い。松本コーチに勝てなければならない」

 【96kg級】北村克哉(FEG)
 1回戦   BYE
 2回戦  ●[0−2(0-1,0-2)]Serkan Ozden(トルコ)
 敗復戦 ●[1−2(0-1,1-0,0-3)]Konstantin Efimov(ロシア)
  「(敗者復活戦は)最後の30秒を守れれば勝てたが…。ノーマル・パーテールポジションから攻撃してくるかと思ったが、クロス・ボディ・ロックで勝負をかけられた。最後に外国選手の体力の強さを感じました。

 スタンドはまずまずできた。組むとそり投げがくると聞かされていたので、組まないように闘った。勝つために必要なこと? 全部です。グレコに専念して日が浅いので基本からやります。120kg級の中村が銅メダルを取ってうれしかった。今度は自分が他の重量級選手の励みになるような結果を残したい」

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