3・21〜22女子ワールドカップ(中国・太原)に8選手を派遣【2009年2月20日】
日本協会は2月19日までに、3月20〜21日に昨年と同じ中国・太原で行われる女子ワールドカップ(W杯)に、下記の8選手を派遣することを決めた。W杯は団体戦で行われる世界一決定戦。昨年までは6チームによって争われていたが、今年から8チームへ。4チームずつに分かれてリーグ戦を行い、1位同士、2位同士…が順位決定戦を行う。
今年参加するのは、日本、中国、ベラルーシ、カナダ、米国、モンゴル、ロシア、ウクライナ。
女子のW杯は2001年にスタート。日本は2006年までの6大会中、5大会で優勝を飾っていたが、2007年、2008年と優勝を逃している。
派遣役員・選手、過去の成績は下記の通り。
◎役員
【監督】栄和人(中京女大教)
【コーチ】木名瀬重夫(日本協会専任コーチ)、藤川健治(自衛隊)
【ドクター】小松裕(国立スポーツ科学センター)
【トレーナー】楠原将平(ファクトリージャパン)
【帯同審判員】斎藤修(千葉・佐倉南高教)、横山二朗(千葉・佐倉西高教)
◎選手
【48kg級】三村冬子(日大)
【51kg級】堀内優(京都・網野高)
【55kg級】松川知華子(ジャパンビバレッジ)、吉田沙保里(ALSOK綜合警備保障)
【59kg級】山名慧(中京女大)
【63kg級】西牧未央(中京女大)
【67kg級】井上佳子(中京女大)
【72kg級】佐野明日香(自衛隊)
◎女子ワールドカップ年度別成績
年 | 場 所 | 優 勝 | 2 位 | 3 位 | 日本のメンバー ※カッコ数字は階級 |
2001 | フランス | 日 本 | 中 国 | ロシア | 清水美里(46)、坂本日登美(51)、山本聖子(56)、岩間怜那(62)、 菅原美々(68)、浜口京子(72) |
2002 | エジプト | 日 本 | ロシア | ウクライナ | 清水美里(48)、服部担子(51)、山本聖子(55)、岩間怜那(59)、 伊調馨(63)、斉藤紀江(67)、浜口京子(72) |
2003 | 東 京 | 米 国 | 日 本 | カナダ | 坂本真喜子・山本美憂(48)、伊調千春・服部担子(51)、吉田沙保里(55) 山本聖子・岩間怜那(59)、伊調馨・正田絢子(63)、斉藤紀江・坂本襟(67) 浜口京子(72) |
2004 | 東 京 | 日 本 | カナダ | 中 国 | 伊調千春・坂本真喜子(48)、坂本日登美・服部担子(51)、吉田沙保里・ 松川知華子(55)、山本聖子・岩間怜那(59)、伊調馨・中西はつみ(63)、 斉藤紀江・坂本襟(67)、浜口京子・村島文子(72) |
2005 | フランス | 日 本 | ウクライナ | ロシア | 坂本真喜子(48)、伊調千春(51)、吉田沙保里(55)、正田絢子(59)、 伊調馨(63)、坂本襟(67)、浜口京子(72) |
2006 | 名古屋 | 日 本 | カナダ | 米 国 | 伊調千春・坂本真喜子(48)、坂本日登美・甲斐友梨(51)、吉田沙保里・ 松川知華子(55)、山本聖子・西牧未央(59)、伊調馨・正田絢子(63)、 新海真美・井上佳子(67)、浜口京子・村島文子(72) |
2007年 | ロシア | 中 国 | 日本 | ロシア | 甲斐友梨(48)、服部担子(51)、松川知華子(55)、西牧未央(59)、山名慧(63)、 井上佳子(67)、新海真美(72) |
2008年 | 中 国 | 中 国 | 米 国 | 日 本 | 坂本真喜子・伊調千春(48)、坂本日登美(51)、松川知華子・吉田沙保里(55)、 山名慧(63)、西牧未央・伊調馨(63)、新海真美(67)、佐野明日香(72) |
《ワールドカップとは》 国際レスリング連盟(FILA)は、アテネ五輪で女子が採用されることが国際オリンピック委員会(IOC)によって正式決定された直後の2001年10月、女子ワールドカップをスタートさせた。 レスリングのワールドカップは、世界のトップチームよる団体戦の総当りリーグ戦で、全階級にわたる総合的な実力を競う大会(団体の勝敗とともに、階級ごとに個人でも勝ち点によって順位が争われる=ただし、表彰は行われない)。1階級2選手をエントリーし、交互に起用することもできるので、選手を温存しながら団体優勝にかける国もある。 男子では1973年から実施されており、世界選手権と並ぶビッグ大会。当初は各大陸の最強国を集めて行われていたが、大陸間で実力格差があるため、大陸代表にこだわらず、前年の世界選手権の国別対抗得点の結果で、強国を集めて行われるようになった。 |