男女の全日本チームが合宿スタート【2009年3月15日】



 男女の全日本チームが3月15日、ともに東京・ナショナルトレーニングセンター(NTC)で合宿をスタートさせた。男子は今年4度目、女子は初の合宿。

 男子は両スタイルの欧州遠征が終わってから初の両スタイル合同合宿(右写真)。この日は1月下旬の第2次合宿に続き、午前・午後ともに練習試合が行われた。佐藤満強化委員長(専大教)は「国際大会の反省や課題を試合で出せるかどうか試してもらった。課題が残るのであれば、それを修正し実力アップにつなげてほしい」と話し、「毎回の合宿の積み重ねがロンドン五輪の栄光につながる」と話した。合宿は21日まで。

 女子はグラウンドでの走りこみを中心に行った(左写真)。男子が合宿を繰り返し国際大会を経験しているのに対し、やや遅い全日本チームのスタートだが、「昨年後半にオリンピック、世界女子選手権、全日本選手権と続き、ダウンさせた。まず所属の練習でモチベーションをアップしてほしかった」と、その意図を説明。この間、ジュニアとカデットの海外遠征は実施した。若手の底上げによって「一番手選手を刺激する」というもくろみもあったという。

 伊調馨選手・千春選手の姉妹、浜口京子選手のいない合宿となり、昨年までの合宿と様変わりしたが、「とにかくワールドカップ(3月21〜22日、中国・太原)で実力を見てみたい」と言う。

 合宿は17日までで、18日早朝に中国・太原に向かう。


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