【特集】「僕にできること」…歌手・雨谷麻世さんが開会式に熱唱し環境問題に貢献【2009年4月5日】



 4月4日に行われた全日本女子選手権大会(東京・駒沢体育館)の開会式には、歌手の雨谷麻世さんが登壇。君が代と2008年に発売した「僕にできること」とを独唱で美しく歌い上げた(右写真)

 イベントの際に国歌を歌うことはよくあるが、今回は昨年夏にリリースした「僕にできること」と国歌の2曲を歌った。「『僕にできること』という歌にはメッセージがあるのです」と雨谷さん。この歌は、CD販売、カラオケ(カラオケDAMに限る)、ケータイの着うたダウンロードで得た売り上げが、世界で植樹活動を行っている生態学者・宮脇昭氏の「苗木募金」になる。音楽と地球環境、まったく違うジャンルだが、コラボレーションすることで、雨谷さんは音楽を通して地球環境に貢献している。

 今大会のレスリング会場への来場は、日本オリンピック委員会(JOC)が「チーム・マイナス6%」のエコ活動をしていることから実現した。開会式後もしばらくの間、来賓席からレスリングを観戦した雨谷さんは、「実は、1対1のスポーツが大好きなんです」と告白。北京五輪でのレスリングの活躍は知っていたが、生観戦するのは初めてで、レスリングの迫力ある試合に心が打たれたようだ。

 「真剣勝負が美しいですよね。試合を見ていてわがことのように投影してしまいます」と、キッズ選手たちの奮闘にのめりこんだ様子。機会があればまた、レスリング会場で歌いたいと話してくれた。

(文=増渕由気子)


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