全日本女子チームが今年度2度目の合宿スタート【2009年5月20日】



 全日本女子チームが5月19日、東京・味の素トレーニングセンターで今年度2度目の合宿をスタートさせ、世界ジュニア選手権(8月4〜9日、トルコ・アンカラ)、アジア・ジュニア選手権(7月9〜12日、フィリピン・マニラ)の代表候補選手を含めた29選手が参加した(右写真)

 通常の技術・体力練習やスパーリングのほか、特に力を入れたのが1分間のスパーリング。6面マットに全選手が入り、短時間で爆発的な力を出す練習を数多く取り組んだ。栄和人・女子強化委員長(中京女大教)は「全員を同時にマットに上げることにより、スタミナも競わせる」と、その意図を話した。

 アジア選手権が終わり、世界選手権(9月21〜27日、デンマーク・ヘルニング)までまだ時間があるため、「一番気のゆるみやすい時期」だという。だからこそ、「とことん追い込む練習をやらせたい」そうで、全日本合宿の重要性・必要性をしっかり伝え、練習に臨ませたという。

 また、新型インフルエンザのまん延により、全員分のマスクや消毒液を購入して体調管理にも気を配った。「インフルエンザにかかってしまうと、自分が困るだけでなく、他人にも迷惑をかける。自己管理をしっかりさせたい」と話した。

 合宿は24日まで。

全日本合宿2度目の参加の吉田栄勝コーチ。 6月に世界選手権代表をかけて闘う山名慧(右)と正田絢子。 まだ現役選手の何倍も強い坂本日登美コーチ。 藤川健治コーチの指導を受けるアジア女王の伊藤友莉香。

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