2012年ロンドン五輪金メダリストに約2400万円の賞金…米国レスリング協会【2009年6月7日】



 AP通信やニューヨークタイムス紙が報じたところによると、米国のレスリング代表が2012年ロンドン五輪で優勝した場合、25万ドル(約2416万円)の賞金が支給されることになったという。銀メダルが5万ドル(約438万円)、銅メダルは2万5000ドル(約241万円)。北京五輪の男子フリースタイル55kg級で優勝したヘンリ・セジュードは米国オリンピック委員会からの報奨金2万5000ドルを含めて賞金合計は6万5000ドル(約569万円)であり、破格の賞金となった。

 米国は北京五輪でも金メダルを獲得し、1972年ミュンヘン五輪から続けている金メダル獲得の伝統は守った(不参加だった1980年モスクワ五輪を除く)。しかし、メダルは3スタイルで3個にとどまり(セジュードのほかは、男子グレコローマン96kg級のアダム・ウィーラー、女子63kg級のランディ・ミラー)、かつてソ連と団体世界一を争っていたころの実力は影をひそめてしまった。

 選手への刺激として賞金の金額を増やした。個人献金などを基盤とした基金から出るという。


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