米国滞在中の松永共広選手(ALSOK綜合警備保障)が米国レスリング協会HPで紹介される【2009年6月26日】



 今春から米国に滞在している北京五輪の男子フリースタイル55kg級の銀メダリストの松永共広選手(ALSOK綜合警備保障)が、米国レスリング協会のホームページで紹介された(クリック)。

 同選手は今春、英会話の勉強とレスリングの練習で渡米。ロサンゼルスで主に英会話の勉強をしたあと、6月15日からコロラド州コロラドスプリングズでスタートした米国の世界選手権代表チームの第1回合宿に参加。米国代表選手と汗を流した。

 松永選手は北京五輪の決勝で米国のヘンリー・セジュドと対戦。0−2で敗れて銀メダルに終わったが、準決勝で前年世界チャンピオンのベシク・クドゥコフ(ロシア)をフォールで破ったことが高く評価されており、米国のレスリングファンや関係者の間で知名度は高いという。

 米国在住の八田忠朗氏(北京五輪米国女子チーム・コーチ)が電話で話したところによると、松永選手は昨秋から今春まで岐阜・中津川に滞在していて日本語がある程度話せる女子48kg級世界チャンピオンのクラリッサ・チャンを通じてコミュニケーションをとっているという。「アメリカのコーチは松永選手が参加してくれ大喜び。滞在を伸ばしてほしい」とのこと。

 2006年のフリースタイル66kg級世界チャンピオンのビル・ザディク現ナショナルチーム・コーチは、同HPの動画インタビューで「私達の練習にとても貴重な人材が参加してくれました」と話す一方、「私達の中で練習することで、現役を続けるかどうか、試しているみたいですね」と感想を述べた。

 同選手は今月中に帰国予定。2012年ロンドン五輪を目指すかどうかは白紙だが、秋からはドイツのブンデスリーガに参加する方向で話を進めている。


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