世界チャンピオンの吉田沙保里、西牧未央が新潟国体で“がい旋マッチ”【2009年10月2日】



 第64回国民体育大会「トキめき新潟国体」の最終日9月30日に、デンマーク世界選手権で金メダルを獲得した女子55kg級の吉田沙保里(ALSOK綜合警備保障)と63kg級の西牧未央(中京女大)を含む女子4選手が来場。日本協会の栄和人・女子強化委員長(中京女大教)の解説のもと、吉田−甲斐友梨(アイシン・エイダブリュ=51kg級世界3位)、西牧−山名慧(アイシン・エイダブリュ=59kg級代表)の2試合がエキシビションマッチとして行われた。

 1試合目は西牧−山名。開始早々、タックルでテークダウンを奪った西牧は、ローリングで加点するが、スタンドに戻ってから今度は山名が鮮やかな飛行機投げで3点。試合は西牧リードで終わったが、多技を含めた技が多数展開され、見ごたえのある内容となった。

 「軽量級の技の速さを見てもらいたい」と栄委員長が話す中で開始となった吉田−甲斐は、世界メダリスト同士の豪華な対決。“挑戦者”となる甲斐が果敢にタックルに行くが、タックル以外にも磨きをかけた吉田は、返し技など加点。その後は、伝家の宝刀、“両足タックル”で甲斐を大きく持ち上げて場外ポイントを奪うなど(右写真)、会場を大きく沸かせ、新潟国体のラストを華々しく飾った。

 国体の閉会式後には会場でサイン会を実施。吉田ら世界トップレベルの選手たちのサインを求めて多くのファンが行列を作った。


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