拓大が3階級制覇で3年ぶり7度目の団体優勝…全日本大学グレコローマン選手権最終日【2009年10月15日】



 全日本大学グレコローマン選手権最終日は10月14日、東京・駒沢体育館で3階級が行われ、96kg級で藤本健治(拓大)が9月の全日本学生選手権に続いて優勝。拓大は前日の60・66kg級と合わせて3階級制覇となり、56点をマークして3年ぶり7度目の団体優勝。文部科学大臣杯を受賞した。

 120kg級はボリス・ムジコフ(山梨学院大)が勝ち、年連続3度目の優勝。全日本学生選手権両スタイルに続いて今季3個目のタイトルを獲得し、11月の全日本大学選手権で2年連続四冠王をかけることになった。84kg級は阿多の天野雅之(中大)が勝ち、中大として前日の74kg級に続いて2個目のタイトルを獲得した。

 大学対抗得点は、中大が31点で2位に入り、山梨学院大が30点で3位、神奈川大が29点で4位だった。中大の2位と神奈川大の4位は、ともに同大学として最高の成績。これまで中大は1989年と2003年の3位が最高で、神奈川大は2007年の7位が最高だった。

 最優秀選手賞は66kg級優勝の佐々木遼(拓大)、敢闘賞は84kg級優勝の天野がそれぞれ受賞。最短フォール賞は50秒の岡本佑士(拓大=66kg級)、ゴールデンホイッスル賞は皆川拓也(拓大)、最優秀監督賞は須藤元気(拓大)。

 各階級の成績は下記の通り(撮影=増渕由気子)


《一覧表、トーナメント表=pdfファイル》
成績一覧表 大学別対抗得点 55kg級 60kg級 66kg級 74kg級 84kg級 96kg級 120kg級

84kg級 天野雅之(中大) 96kg級 藤本健治(拓大)  120kg級 ボリス・ムジコフ(山梨学院大)

 【84kg級】

 ▼準決勝
岡太一(拓大)○[2−0(1-0,3-0)]●武富隆(早大)
天野雅之(中大)○[2−1(1-0,0-1,6-0)]●亀井謙吾(日本文理大)

 ▼3位決定戦
武富隆(早大)○[2−0(1-0,2-1)]●沢田茂康(東洋大)
亀井謙吾(日本文理大)○[2−0(1-0,1-0)]●佐藤光大(東農大)

 ▼決勝
天野雅之(中大)○[フォール、2P0:44(0-1,F4-0)]●岡太一(拓大)

 《7位以下順位》[7]境寛矢(徳山大)、[8]岩永義成(群馬大)


 【96kg級】

 ▼準決勝
龍田太一(神奈川大)○[2−0(1-0,1-0)]●岩間奨平(専大)
藤本健治(拓大)○[2−0(6-0,6-0)]●佐藤洋輔(明大)

 ▼3位決定戦
岩間奨平(専大)○[2−0(1-0,2-0)]●赤嶺希(青山学院大)
有薗拓真(山梨学院大)○[2−1(5-4,0-2,1-0)]●佐藤洋輔(明大)

 ▼決勝
藤本健治(拓大)○[2−0(6-0,5-0)]●龍田太一(神奈川大)

 《7位以下順位》[7]稲富康介(徳山大)、[8]須川雄太(大東大)


 【120kg級】

 ▼準決勝
ボリス・ムジコフ(山梨学院大)○[2−1(0-1,1-0,1-0)]●デニス・ロバーツ(国士舘大)
谷田昇大(拓大)○[2−1(0-1,1-0,1-0)]●河野隆太(青山学院大)

 ▼3位決定戦
デニス・ロバーツ(国士舘大)○[2−0(3-2,3-0)]●山中健嗣(神奈川大)
河野隆太(青山学院大)○[2−0(2-0,2-0)]●平川臣一(専大)

 ▼決勝
ボリス・ムジコフ(山梨学院大)○[2−0(3-0,1-0)]●谷田昇大(拓大)

 《7位以下順位》[7]向井新太郎(法大)、[8]斎藤信之介(日大)


 《大学対抗得点》

[1]拓大56点、[2]中大31点、[3]山梨学院大30点、[4]神奈川大29点、[5]専大27.5点、[6]明大19.5点、[7]日大19点、[8]早大17点


 《個人賞》

▼最優秀選手賞 佐々木遼(60kg級=拓大)、▼敢闘賞 天野雅之(84kg級=中大)、▼最短フォール賞 岡本佑士(66kg級=拓大
50秒、▼ゴールデンホイッスル賞 皆川拓也(拓大)、▼最優秀監督賞 須藤元気(拓大)


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