松永共広(AKSOK綜合警備保障)が勝ち、チームはプレーオフ進出を濃厚に【2009年12月7日】



  【モムブリス(ドイツ)、ビル・メイ記者】ドイツのレスリング・ブンデスリーガ西部3位、北京五輪フリースタイル55kg級銀メダリストの松永共広(ALSOK綜合警備保障)が所属している地元の「RWGメンブリス・ケーニヒスホーフェン」が12月5日、ライバルのマインツに19−15に劇的な勝利。東西4位以上が進める1月からのプレーオフ(2次リーグ)進出に王手をかけた。

  松永はフリースタイル60kg級に出場し、フランス出身の2007年ヨーロッパ・ジュニア3位のロクマン・カプランババル相手に最後の最後まで攻めて勝ち、通算成績は6勝1敗。松永は第1ピリオド、片足タックルで1点を取って1−0へ。第2ピリオドにはアンクルホールドを決めて6-0。第3ピリオドは3つのタックル。しかし10−0に終わると勝ち点は3点しか入らないため、ラスト10秒にあまり得意じゃないガッツレンチを仕掛け、ラスト数秒に返し、ボーナスポイントをもらって勝ち点4点の勝利。

 勢いずいたチームは前半の5階級で勝ち点14−3とリード。しかし、リーグ4位のマインツが粘って追いつき、10試合目で15−15の同点へ。最後の試合で、「RWGメンブリス・ケーニヒスホーフェン」の若手のミラン・ブラゴエフがマインツの34歳のベテラン選手に第1、2のピリオドを落としたものの、疲れを見える相手に第3、4ピリオドを簡単に取り、第5ピリオドに相手のローリングのミスに乗じてフォール勝ちした。

  「RWGメンブリス・ケーニヒスホーフェン」は一次リーグ3試合が残っている。12日にリーグ首位のコエラーバックと対戦するものの、残りは9位と10位のチームで、2次リーグ進出が濃厚になった。

※撮影もビル・メイ記者

「RWGメンブリス・ケーニヒスホーフェン」のの試合会場 試合前にALSOKのトレーニング・ウェアを着て、ウオーミング・アップ この日の相手はフランス出身の若い相手。 あと2点必要の松永は、得意じゃないガツレンチを掛けた。

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