男子両スタイルの全日本チームが合宿スタート【2008年1月16日】








 男子両スタイルの全日本チームが1月15日、東京・国立スポーツ科学センター(JISS)で合宿をスタート。3月のアジア選手権(韓国・済州島)へ向けてのサバイバル・レースが本格的に始まった。年末年始の合宿は主に気持ちを高める合宿だったが、今回からは技術と体力のアップを目的として行われ、この日は全日本選手権の1、2位選手による練習試合が行われた(左下写真)

 日本協会の富山英明強化委員長(日大教)は、練習前にあらためて「(アジア選手権と五輪トライアルの)日本代表は合宿での練習試合や練習に取り組む姿勢などを判断して選ぶ」と強調
(右写真)。徹底的に競り合ってもらうことを強調した。

 グレコローマンは2月17日からハンガリー遠征が組み込まれ、実戦を通じて実力アップをはかることになった。伊藤広道コーチ(自衛隊)は「グレコローマンは外国選手相手の経験が少ない選手が多いので、遠征で鍛えたい」とその目的を話した。一方、フリースタイルは国内に残っての練習となる。和田貴広コーチ(日本協会専任コーチ)は「フリースタイルは競っている階級が多いので、国内で厳しく競い合わせたい。練習試合をやることで、気の抜けない合宿ができると思う」と話した。

 合宿は21日まで。2001年から全日本チームの合宿で使用していたJISSは、この合宿が最後の練習となり、次回の合宿からはJISSに隣接して完成するナショナル・トレーニング・センター(NTC)の6面マットを使用して行われる。NTSの正式オープンは2月2日だが、1月21日から使用できるので、合宿最終日はNTSで初練習を行う予定。

 アジア選手権までの合宿・遠征日程は下記の通り(当初の予定より若干の変更あり。合宿はすべてNTS)。

 ◎フリースタイル

2月7〜13日 / 2月21〜28日 / 3月5〜11日

 ◎グレコローマン

2月4〜10日 / 2月17日〜3月4日=ハンガリー遠征 / 3月7〜13日



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