日本はウクライナ、米国と同ブロック…女子ワールドカップ【2008年1月18日】








 1月19〜20日に中国・太原で行われる第8回女子ワールドカップの計量と組み合わせ抽選が18日、試合会場の浜河体育館(濱河体育中心)で行われ、日本はA組予選の初戦でウクライナと対戦。2回戦で試合はなく、3回戦は米国と対戦することになった。B組は中国、カナダ、カザフスタン(右写真=雪と寒さで覆われている太原市街)

 ウクライナはアテネ五輪48kg級金メダリストのイリナ・メルレニ(旧姓メルニク)が、米国は同五輪63kg級銀メダリストのサラ・マクマンがそれぞれ出場するなど、ともにほぼベストメンバーで参戦してくる。

 栄和人監督(中京女大職)は「どのチームもベストメンバーをそろえて参加してきたことに驚いた。去年の決勝みたいに1勝6敗で負けたら、なめられてしまう。これまでのように6勝1敗や5勝2敗で勝ち抜くことは難しいだろうが、何が何でも勝ちに行く。そのために五輪代表選手を連れてきたんだ」と話し、55kg級の吉田沙保里(ALSOK綜合警備保障)の全試合投入もほのめかした。

 選手を集めたミーティングでは「どの試合も4勝3敗と読んでいる。負ける3試合に自分が入っているのかな、と悔しかったら、何が何でも勝て」とゲキをとばし、気合を入れた。

 吉田は疲労からか右の手のひらに痛みがあるものの、相手を引き落としたりるする動きには問題なし。「(昨年と違って)自分たちが入って2位や3位だったら話にならない。正直言って全試合出るつもりはなかったけれど、状況が状況だけに全試合出るつもり」と気合を入れた
(右写真=試合前最後の練習に励む吉田ら日本チーム)

 外は昼間でも氷点下5度、一面銀世界という厳寒の地だが、コンディションづくりは順調とのことで、「北京五輪につながる大会だと思っている。世界選手権の後に課題としてやってきたデフェンスの力が、どんなふうに身についているかを確かめながら、絶対に勝つ」と話した。



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