世界学生選手権の男子日本代表は、2007年学生王者を中心に編成へ【2008年2月23日】







 全日本学生連盟の佐藤満強化委員長(専大教)は、今年7月9〜13日にギリシャ・テッサロニキで行われる世界学生選手権の男子の日本代表は、予選を行わず、昨年の全日本学生選手権の優勝選手を中心に編成する方向であることを明らかにした。

 3月から5月にかけて明治乳業杯全日本選抜選手権予選会や東西の学生リーグ戦があり、ここに予選を組み入れると過密日程になってしまうためで、佐藤強化委員長は「多くの選手が出場した全日本学生選手権を勝ち抜いたチャンピオンの実力を買いたい」と話した。優勝選手が辞退した場合は、全日本大学選手権の成績などを参考に選抜したいという。

 世界学生選手権は、学生レスリングの発展と長らく実施されていなかったユニバーシアードにレスリングを入れるために、1996年に男子フリースタイルが実施され、1998年には男子グレコローマンが、2002年に女子がそれぞれ加わった。日本は2000年大会(東京)の男子グレコローマン58kg級で笹本睦(日体大)が、2002年大会(カナダ・エドモントン)で男子フリースタイル55kg級の松永共広(日体大)がそれぞれ優勝している。

 しかし、以降の大会で男子の優勝はなく、前回の2006年大会(モンゴル・ウランバートル)では、フリースタイル66kg級で佐藤束(早大)、男子グレコローマン55kg級の長谷川恒平(青山学院大)、同120kg級の社藤哲也(兵庫県協会=日体大OB)がそれぞれ銅メダルを取っただけに終わっている。



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