男子グレコ96kg級五輪王者イブラヒム・カラム(エジプト)が再起【2008年2月28日】







 2004年アテネ五輪の男子グレコローマン96kg級で優勝し、エジプトのスポーツ界に56年ぶり、レスリングに限れば76年ぶりの金メダルをもたらしたイブラヒム・カラムが、3月7〜9日にチュニジア・チュニスで行われるアフリカ選手権にエントリーしていることが分かった。

 同選手はアテネ五輪を圧倒的な強さで優勝し、“新・人類最強の男”とも言われたが、負傷で2006年の世界選手権を棄権。2007年の世界選手権は84kg級から上がってきたハムザ・イェルリカヤ(トルコ)に敗れ19位と低迷。エジプト協会とうまくいっていないとの情報もあり、昨年は世界選手権に出場せず、進退が注目されていた。

 全日本チームが現在参加しているハンガリーでの合宿にも参加しており、アフリカ選手権で五輪出場資格獲得を目指し、五輪2連覇に挑む可能性が高まった。



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