中京女大・栄和人監督がゴールドを受賞…ミズノ「スポーツメントール賞」【2008年4月18日】









 選手の強化・育成やスポーツの普及振興に貢献した指導者を表彰するミズノスポーツ振興会の2007年度スポーツメントール賞の受賞式が4月17日、都内で行われ、ゴールドに選ばれた中京女大の栄和人監督(日本協会女子ヘッドコーチ)が出席し賞を受けた。

 受賞者を代表してあいさつした栄監督は「名誉ある賞をいただき、大変うれしく思っています。ソウル・オリンピックが終わったあと、肝炎で3ヶ月も入院し、もうレスリング活動ができないかなと思いましたが、このまま終わりたくないという気持ちもありました。そんな時、日本レスリング協会の現在の福田富昭会長(当時副理事長)の勧めで女子の指導者の道を歩むことになり、それが人生の大きな転機となりました。途中、中京女大に転職するときも福田会長の的確なアドバイスがありました。こうした賞をいただくことができ、少しでも恩返しができたと思います」と、ナショナルチームの指導の道を歩むきっかけとなった福田会長にまず御礼の言葉を述べ、今後の躍進を誓った。

 「今回、この賞に推薦するにあたり、協会の菅芳松事務局次長にも大変お世話になりました。多くの方の期待を北京オリンピックで全階級制覇という形で恩返ししたいと思います」とも話した同監督は、多くの人から「また投げられるの?」「また(選手に)肩車させるの?」や、「今度はカツラをかぶってパフォーマンスしてよ」などと言われるという。しかし、「今は金メダルを取ることで頭がいっぱい。勝ったあとのパフォーマンスまで考えていないよ」と真剣な表情で話した。

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