S・バルザコフ(ブルガリア)が4大会連続で五輪へ…北京五輪予選最終ステージ第1戦第1日【2008年4月19日】








 【スイス・マルティニー、ビル・メイ記者】男子フリースタイルの北京オリンピック予選最終ステージ第1戦は4月18日、スイス・マルティニーで開幕。55、66kg級の2階級が行われ、66kg級でブルガリアのベテラン、元世界チャンピオンのセラフィム・バルザコフ(32歳)がオリンピック4大会連続出場を決めた。

 バルザコフは決勝で世界ジュニア王者のメフディ・タガフィ・ケルマニ(イラン)に両脚タックルを2度取られて、フルピリオドの末に敗れて銀メダルに終わった。3位決定戦は元欧州チャンピオンのアルバート・バティロフ(ベラルーシ)が地元のヒーローのゲオルギ・サルラシン(スイス)を破り、ナミク・セフディモフ(アゼルバイジャン)がジョン・ピネダ(カナダ)を破り、それぞれ五輪出場権を獲得した。

 55kg級は2006年世界チャンピオン、ラドスラフ・ベリコフ(ブルガリア)が決勝で金孝燮(キム・ヒョサブ=韓国)相手にクリンチのカウンター攻撃など勝って優勝。3位決定戦に勝った2006年世界ジュニア2位のアッバス・ダバギ・スラキ(イラン)、スレン・マルコシャン(アルメニア)とともに五輪出場権を獲得した。イランは初日で2階級で北京行きキップを手にした。

 日本は、この日の2階級は五輪出場権を持っており出場はなし。第2日と最終日に出場する。


 ◎ファイナル

 
【55kg級】=23選手出場

3位決定戦 Namik Sevdimov(アゼルバイジャン)○[2−0(2-0,4-3)]●John Pineda(カナダ)
3位決定戦 Abbas Dabbaghi Souraki(イラン)○[2−0(1-0,1-0)]●Marcel Ewald(ドイツ)
決    勝 Radoslav Velikov(ブルガリア)○[2−0(1-0=2:08,1-0=2;04)]●Kim Hyo-Sub(韓国)

 ※ブルガリア、韓国、アゼルバイジャン、イランが五輪出場権を獲得

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 【66kg級】=26選手出場

3位決定戦 Albert Batyrov(ベラルーシ)○[2−1(1-2,3-0=2:04,1-0)]●Gregory Sarrasin(スイス)
3位決定戦 Suren Markosyan(アルメニア)○[2−0(2-0,5-1)]●Sandor Tozser(ハンガリー)
決    勝 Mehdi Taghavi Kermani(イラン)○[2−1(1-0=2:03,0-1,4-2)]●Serafim Barzakov(ブルガリア)

 ※イラン、ブルガリア、アルメニア、ベラルーシが五輪出場権を獲得



《iモード=前ページへ戻る》

《前ページへ戻る》