男子フリースタイルの全日本チームが最後の挑戦に出発【2008年4月30日】






 男子フリースタイルの全日本チームが4月29日、成田発のスカンジナビア航空で北京オリンピック出場権獲得の最後の挑戦の地、ポーランド・ワルシャワへ向けて出発した(右写真)

 昨年9月の世界選手権(アゼルバイジャン・バクー)を皮切りに行われてきた北京五輪出場権獲得の闘いも今回が最終戦。現在、日本フリースタイル陣は55s級の松永共広(ALSOK綜合警備保障)と66s級の池松和彦(K−POWERS)の2階級しか出場枠を獲得していない。以前は日本のお家芸とされたフリースタイルのメンツにかけて、このままでは終われない。

 スイスで行われた最終ステージ第1戦から10日程度しか日程が空いていないため、今回は60s級、74s級、120s級の3階級は全日本2位の選手にチェンジ。74s級の高谷惣亮(拓大)は、シニアの国際戦デビューが五輪予選となった。そのプレッシャーに打ち勝てるか。「チャンスがまわってくることを信じていた。強い選手が抜けているみたいだし、最後なので頑張りたい」と話した。

 注目の60s級は湯元健一(日体大助手)が満を持して出場。前日は日体大で最終調整を行い、藤本英男部長には「組み合わせなんて関係ないんだから」と激励を受けていた。84s級と96s級は前回と同じ布陣で、小平清貴(警視庁)と鈴木豊(自衛隊)が挑戦。ともに「あとは気持ちです」と気合を入れた。

 大会は、5月2日が74s級、3日が60・96・120s級、4日が84s級。

(文・撮影=増渕由気子)



《iモード=前ページへ戻る》

《前ページへ戻る》