鈴木豊(自衛隊)は五輪出場権を取れず…北京五輪予選最終ステージ第2戦最終日【2008年5月5日】






 【ポーランド・ワルシャワ、ビル・メイ記者】男子フリースタイルの北京オリンピック出場権獲得予選最終ステージ第2戦(最終戦)最終日は5月4日、当地で2階級が行われ、84kg級の鈴木豊(自衛隊)は初戦となる2回戦で2006年世界ジュニア王者のイマンツ・ラゴドスキス(ラトビア)に0−2で黒星。ラゴドスキスが次の試合で敗れたため、敗者復活戦に回れず五輪出場権を取ることができなかった。66kg級は出場権獲得済みなので出場していない。

 この日で男子フリースタイルの五輪予選の全日程が終了。日本の五輪出場権獲得は55、60、66kg級の3階級のみで、前回アテネ五輪の5階級、2000年シドニー五輪の4階級(当時は8階級中)を下回る成績となった。

 鈴木の試合結果は下記の通り。


 ◎男子フリースタイル

 【84kg級】鈴木豊(自衛隊)    27選手出場

1回戦  BYE

2回戦 ●[0−2(2-4,0-3)]Imants Lagodskis(ラトビア)

 
《試合経過》第1ピリオドの開始から鈴木が攻めあぐみ、タックルに入れない。中盤にうまく組まれてしまい前に落とされてバックに回られて0−1。ラスト40秒に鈴木が首投げを掛け、相手の頭が抜けながらも返して瞬間的に2−1としたが、最後は相手が上になって2−2。
返されて2−4となり、このピリオド終了。第2ピリオドは相手のペースで試合を進められ、2度場外に出されてたあと、鈴木のタックルをつぶしされて0−3となり、試合終了。

【1回戦1P】うまく落とされてしまい1点を失った鈴木(青)。 【1回戦1P】逆転を狙ってかけた首投げ。 【1回戦2P】場外に出された鈴木。ペースをつかめない。 【1回戦2P】最後の力を振り絞ってタックルにいったが…。



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