試合中に珍事件! 決勝戦中に会場が停電…関東高校大会から【2008年6月2日】







 今年の関東高校大会は、今年8月に行われるインターハイのリハーサル大会として、インターハイの会場でもある埼玉県東松山市の大東大体育館で行われた。学校対抗戦では、地元埼玉の花咲徳栄が優勝し、3位が埼玉栄と埼玉県勢が好成績。埼玉県関係者にとってはこれ以上ない大会となった。

 しかし、大会運営の方ではいくつか問題点が起こった。決勝戦の真っ最中に体育館のメーンライトが原因不明で消灯するアクシデントが発生。窓のブラインドが下りていたために、体育館は約10分間にわたって真っ暗になってしまった
(右写真)

 決勝戦は4面マットで同時に行われたが、マットによって試合を続行したり、中断したりと審判の判断はバラバラ。本部からの試合続行、もしくは中断の指示はなく、会場は一時混乱した。

 結局、4面中2面のマットでは試合が続行され、暗闇の中で勝ち名乗りが行われるという事態になってしまった。一方、約10分間の中断をはさんで行われたグレコローマン55s級では、停電前には青コーナーの選手がテクニカルフォールを収めていたが、中断後に行われた第2ピリオドで赤が逆転フォール勝ち。中断が試合の流れを変えたような結末になってしまった。

 関係者の話では、2003年の長崎インターハイでも同様のケースがあったという。山縣養一さん(神奈川・藤沢工科高教)は「決勝のNHKの中継の最中にブレーカーが落ちて停電してしまったんですよ。そのときも試合は続けていた記憶があります」と言う。



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